前回、「
日食の観測には十分に注意を!」についてお話ししましたが、今回は日食が起こっている間の、天気にかかわる変化をお伝えします。
今回の日食は今世紀最長の約6分半、その間は太陽の光が届かずに暗くなります…地球に届く太陽エネルギーのうち約20%も熱となっており、札幌で約半分、東京では約4分の3、そして那覇では約90%も太陽面上に月が入り込みます。このため、曇ってくると涼しくなるように、太陽からのエネルギーが遮られる皆既日食中も、
気温が大幅に低下します。
「
皆既日食とは?」でも気温の低下には触れましたが、7月22日の日食における気温低下量については、「太陽が隠れている5~6分の間、地上の温度は15~20度にまで下がる」との予測を示したとする天文学者もいらっしゃる模様…1999年8月11日にブルガリアで観測された日食では
10度以上の気温の低下、1991年7月11日メキシコで観測された日食では20度近い地表面温度の低下といった報告もされています。

皆既日食が起きると気温が低下
一般的に太陽高度の高い夏ほど、気温も大幅に下がるといわれていますから、今回の日食中も暑さがぐっと和らぐかもしれません。
そして、気温が下がることで大気中の水分が凝結しやすくなり、
日食雲という雲ができやすくなります。夏の日食では気温の低下も大きいため、日食雲も発生しやすいそうです。だから、それまでは晴れていても、この日食雲で日食のシーンが見られなくなることも…
日食が起こると、気温が下がったり雲ができたりと、天気も変わるんですね。
そんな日食を見るための道のりは険しいかも知れませんが、次回は、「日食を観察したらみんなに公開しよう!」です。
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tenki.jp皆既日食特集