「中秋の名月」と「今年最小の満月」 どこで見られる
2019年09月13日13:50
13日「中秋の名月」 好条件の所は? 月が出る時間は?
今年も「中秋の名月」を楽しみたい、という方も大勢いらっしゃるはず。心配なのは夜の天気ですが、13日の夜は、北日本や、東日本と西日本の日本海側はスッキリ晴れる所が多いでしょう。沖縄も星空が広がり、お月見に良さそうです。一方、東日本と西日本の太平洋側は雲が広がりやすいものの、雲の間から月を眺めることができる所もあるでしょう。
なお、13日の月の出る時間は、札幌は17時48分、仙台は17時43分、東京は17時44分、大阪は18時01分、広島は18時13分、福岡は18時20分、那覇は18時23分となっています。一年で一番美しいと言われる月を、ぜひ、楽しんで下さい。
ただ、夜9時頃の気温は、札幌では19度くらい、東京や大阪では23度~24度くらいの予想です。東京や大阪は、ヒンヤリした風が吹くので、気温の数字よりも涼しく感じられそうです。一枚羽織って、夜空を見上げてみて下さい。
満月が見える大きさ これくらい違います
「中秋の名月」は、太陰太陽暦の8月15日の夜に見える月なので、実際の満月とずれることが、しばしば起こります。今年は、「中秋の名月」は満月ではなく、14日に昇る月が満月です。
さらに、14日の満月は「今年最も小さく見える満月」です。月の軌道は楕円形をしているので、月が地球に最も近づく時と、最も遠ざかる時では、月の見える大きさが変わってきます。同じ満月でも、月が遠い所にある時には、小さく見えるのです。満月の大きさを比べると、今年最も大きく見えた2月20日の満月は、9月14日の満月に比べると、見かけの大きさは約14%大きかったことになります。
14日「今年最も小さく見える満月」 好条件の所は?
今夜からは、秋の月を愛でるチャンスです。体を冷やさないように気をつけながら、ぜひ、夜空を眺めてみて下さい。