桜の開花・満開はいつ? 日本気象協会 桜開花予想
2020年03月19日14:48
開花は全国的に平年より早い
3月14日に、全国のトップをきって、東京で桜が開花しました。14日の東京は真冬並みの厳しい寒さでしたが、それまでの暖かさで開花が進んだと考えられます。この14日の開花は2002年と2013年の3月16日を抜いて、統計開始(※1)以来、最も早い開花となりました。続いて、16日に愛媛県宇和島、八王子で開花、17日には高知県宿毛、18日には横浜、熊谷で開花となりました。
この先は西日本、東日本で開花ラッシュ
4月にかけて暖かい傾向続く
この冬の桜の花芽の休眠打破(※3)は、やや遅れました。4月にかけて、全国的に気温が平年より高く経過し、花芽の生長が促されると見込まれるため、開花予想日は全国的に早まっています。なお、鹿児島は冬期の冷え込みが弱いことから、他の地域に比べて休眠打破の遅れが大きいと考えられるため(※4)、開花は平年より遅くなる見込みです。
満開も早く 東京は23日予想
※1 桜の開花・満開の統計開始は1953年
※2 気温の統計開始は1946/47年
※3 休眠打破:前年の夏に形成され休眠に入った花芽が、冬になり一定期間の低温にさらされて目覚めること
※4 気温が高い場合、元々温暖な地域は現在より開花が遅れ、元々寒冷な地域は現在より開花が早まる傾向があります