日本気象協会 tenki.jp

トップ > お天気質問箱 > 現象 > 霧の発生原因について

質問

2009年5月3日 22時14分
ツイートする Check はてなブックマークに登録 Yahoo!ブックマークに登録
暇なときに 霧の発生原因について
空が晴れていて風がない朝、濃い霧が発生してJRや高速道路に影響が出ることがよくあります。これは、地面の温度と地表上の空気の温度差が引き起こすものと認識しています(地温が高温、地表上空が低温)。
ところで、そんな朝クルマを走らせていると「市街地より田んぼ」、「田んぼより川面」の方が霧が濃く出ています。これは田んぼや川の水分が水滴になって霧が発生するからと理解していいのでしょうか?
カテゴリ:
現象
お気に入り数
(0)
質問者:
U2press U2press

回答

2009年5月4日 18時6分

質問の内容から放射霧についてと思いますので、それに絞って回答させていただきます。

まず、放射霧は放射冷却現象によって地面が冷やされ、
その結果、地面付近の水蒸気が冷やされることによってできる霧のことです。

ちなみに、放射冷却が起こると、上空へ行くほど気温が高なりますく(逆転層)。


質問の内容ですが、U2pressさんがおっしゃるとおりで、
やはり水分多いところに多く発生しやすい現象とも言えますが、

盆地など周りより低い場所に冷気(水蒸気を含む)が流れこむことで、
たとえば、なんでこんな水分なんてなさそうな場所で霧が発生するの?という場所でも発生することもあります。
(この場合は、放射霧ではなく移流霧になるのかな)

回答者:
rockecco rockecco
お礼
2009年5月5日 0時17分

いつもありがとうございます。そうです、放射霧のことですね。発生過程はよくわかりました。私の田舎が典型的な盆地なんですが雲海のような霧の海、一度見てみたいもののひとつです。

回答

2009年5月13日 20時4分

放射霧は地面付近が冷えて発生するといわれており、川に発生する今回の質問のような霧との関係がわかりにくいと思います。川に発生する霧には2通りあり、いわゆる川霧(移流霧)と蒸発霧です。前者は川の上の空気の温度が川面より高くて、水面で空気が冷やされて出来る霧、後者は川面の上の空気の温度が低くて水温が高いため蒸発して発生する霧です。今回の質問の場合は、まさに前者と思いがちですが、後者の気がします。市街地は路面の温度が周囲より高いため霧が出ても薄く、そこより低い田んぼの方が霧が濃くなります。田んぼからの蒸発もありますが、主には冷え込んで出来た霧です。川は春の雪解け時には水温が低く霧になりやすいわけです。この場合は移流霧です。しかし、秋など霧の出やすいときは、あるいは放射冷却が強いときは川面の水温が高くて蒸発霧となることが多いのです。すなわち、放射冷却で冷えた空気が川面で温まった湿った空気と混合して霧が発生するのです。放射霧の多くが川のある盆地なため、放射が優先か、混合が優先か、蒸発が優先か、全てがミックスしたものか大変興味のあるところです。このあたりのことが、日本気象学会の機関紙天気41(1)『恵那地方の盆地霧の特性について』(1994.1)小気候団体研究会に詳しく載っています。

回答者:
Mr.F
お礼
2009年5月13日 21時42分

どうもありがとうございます。霧といってもいろいろあるというのは勉強になりました。身近な現象でいろいろ調べてみるのもおもしろそうですね。

今日の天気(全国)

23日17時発表

全国のコンテンツ

このページの先頭へ