<火口周辺警報(火口周辺危険)が継続>
雌阿寒岳で昨日(29日)14時11分頃から約4分間振幅のやや大きな
火山性微動が発生しました。その後火山性微動の発生はありません。
火山性微動発生直後から火山性地震の回数が急増し、その後も多い状態が
続いていました。本日(30日)03時以降は1時間当たり数回以下と減少
しましたが、地震増加の9月26日以前に比べてやや多い状態が続いていま
す。火山性地震の規模はいずれも小さく、体に感じる地震は発生していませ
ん。
9月26日以降の火山性地震回数(暫定)は次のとおりです。
26日48回、27日507回、28日193回、29日669回
30日(15時まで)91回
GPSによる観測では地殻変動に変化は認められていません。
遠望カメラ(火口の南南東約16km)による観測では、噴煙および火口
周辺の状況に変化はなく、15時現在、ポンマチネシリ火口の噴煙は白色で
高さは70mでした。
本日(30日)11時過ぎに北海道大学及び札幌管区気象台が北海道消防
防災ヘリコプターにより行った上空からの観測では、ポンマチネシリ火口及
び中マチネシリ火口の状況に特に変わった様子はなく、また、札幌管区気象
台火山機動観測班が雌阿寒岳周辺で実施した現地調査でも、噴煙活動等の表
面現象に特段の変化は認められませんでした。
雌阿寒岳では、場合によっては、今後ごく小さな噴火が発生する可能性も
ありますので、ポンマチネシリ火口から約500mの範囲では、弾道を描い
て飛散する大きな噴石に警戒が必要です。
次の火山の状況に関する解説情報は、明日(10月1日)16時頃に発表
の予定です。
なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。
<火口周辺警報(火口周辺危険)が継続>