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2週間天気 寒暖差大きい あすは関東などで真冬の寒さ  ヒノキ花粉もピークへ

2022年03月21日12:00

日本気象協会 本社青山 亜紀子

この先も寒暖差が大きく、あす22日(火)は関東などで真冬のような寒さ。ヒノキ花粉もピークへ。

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前半:22日(火)~28日(月)

あす22日(火)は、本州の南を進む低気圧や前線の影響で、沖縄や九州から関東は雨が降りそうです。標高の高い所では雪が降り、関東は都心など平野部でも雪のまじる時間があるでしょう。最高気温は東京で7℃ですが、日中は5℃くらいの時間が長くなりそうです。季節は真冬に逆戻りで、手がかじかむような寒さでしょう。

23日(水)も、九州から関東の太平洋側は雨が降りやすいですが、厳しい寒さは解消されそうです。24日(木)は東北や北海道で、雪の降る所があるでしょう。

全国的に雨が降るのは、26日(土)。暖かい空気が流れ込むため、北海道も雪ではなく、広く雨が降りそうです。なだれや屋根からの落雪にいっそう注意が必要です。九州から関東では、サクラの開花を促す雨になるでしょう。ただ、風も強まりますので、最新の情報を確認してください。

後半:29日(火)~4月3日(日)

4月のはじめにかけても、短い周期で天気が変わるでしょう。31日(木)は曇りや雨で、4月のスタートも雨の降る所が多くなりそうです。最低気温、最高気温ともに平年並みの日が多く、極端な冷え込みはないでしょう。ただ朝晩など、まだ一時的に冷えることもあります。雨が降ったり、冷たい風が吹いたりすると気温よりも寒く感じられますので、服装でうまく調節してください。

花粉症の方にとっては、まだまだツライ時期。スギ花粉のピークを越えても、ヒノキ花粉が増えてくるでしょう。ヒノキ花粉のピークは、九州や四国では3月下旬から4月上旬、中国地方は4月上旬、近畿、東海、関東は4月上旬から4月中旬の予想です。しっかり対策をして、満開のサクラを楽しんでください。

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青山 亜紀子

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