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19日も内陸を中心に35℃以上の猛暑日 山形は38℃予想 北海道は大雨のおそれ

2025年07月19日08:24

日本気象協会 本社青山 亜紀子

今日19日も本州の内陸部を中心に猛烈な暑さ。最高気温は山形で38℃と、体温超えの予想。北海道は警報級の大雨のおそれ。沖縄は台風6号の影響で、強風や高波に注意が必要です。

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九州から東北は日差し 熱中症対策を

今日19日も太平洋高気圧に覆われて、九州から東北にかけては広い範囲で晴れるでしょう。昨日18日に梅雨明けした関東甲信や北陸、東北南部では、梅雨明け直後の熱中症に警戒が必要です。

にわか雨は山沿いが中心ですが、九州と四国は変わりやすい天気になるでしょう。晴れ間があっても、太平洋側を中心にあちらこちらで雨が降りそうです。雷を伴って雨脚が強まる時間もあり、落雷や突風などにもご注意ください。

最高気温は、昨日18日と同じくらいか高い所が多く、広島や名古屋、東京都心は33℃。大阪と金沢は34℃、福岡や京都は35℃の予想です。本州の日本海側や内陸部は特に高く、富山と長野、福島は36℃。山形は38℃と、体温を超えるような危険な暑さになるでしょう。

熱中症警戒アラートが、沖縄本島地方と熊本県、石川県、新潟県、山形県に発表されています。発表されていない地域でも、喉が渇く前に水分をとり、エアコンを使って涼しい環境にするなど、万全の熱中症対策をしてください。

北海道は所々で激しい雨

一方、北海道は前線の影響で、雨が降ったりやんだりするでしょう。前線に近い日本海側やオホーツク海側を中心に大気の状態が不安定になり、雷を伴った激しい雨の降る所がありそうです。明日20日にかけて、警報級の大雨になるおそれがあります。

【24時間降水量(多い所)】
明日20日午前6時まで
日本海側北部・南部 100ミリ
太平洋側西部     60ミリ
オホーツク海側北部  80ミリ
オホーツク海側南部  60ミリ

明日の明け方にかけては、大雨による土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に十分注意してください。

沖縄は台風の影響が続く

沖縄は、台風6号の影響が続くでしょう。

台風6号は、今日19日午前6時にはバシー海峡(台湾の南)にあって、1時間に20キロの速さで西北西に進んでいます。今後も西よりに進み、南シナ海を通り、21日には華南、23日にはラオスへ進む予想です。沖縄からは離れていきますが、明日20日にかけては風が強く、海上ではうねりを伴いしけるでしょう。また、晴れ間があっても、所々で雨。先島諸島では激しく降ることもありそうです。

【最大風速(最大瞬間風速)
19日
先島諸島 16メートル(30メートル)

20日
沖縄本島地方・先島諸島 15メートル(25メートル)

【波の高さ】いずれもうねりを伴う
19日
沖縄本島地方 4メートル
大東島地方  3メートル
先島諸島   5メートル

20日
沖縄本島地方 5メートル
大東島地方  3メートル
先島諸島   5メートル

強風や高波に十分注意してください。先島諸島では、落雷や竜巻などの激しい突風にも注意が必要です。

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日本気象協会 本社気象予報士 防災士 熱中症予防指導員

青山 亜紀子

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