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20日は北海道で雪 関東は20℃以下の日が増える 東海以西も気温低下 2週間天気

2025年10月19日07:01

日本気象協会 本社青山 亜紀子

明日20日(月)にかけて上空に寒気が流れ込み、北海道は平地で雪が降る所も。10月下旬は一気に季節が進み、朝晩はいっそうヒンヤリ。服装でうまく調節を。

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太平洋側は雨が降りやすい 北海道は平地で雪

明日20日(月)以降は南の海上に前線が停滞するでしょう。九州から関東は晴れ間も出ますが、太平洋側ほど雲が多くなりそうです。今日19日(日)の午後から明日20日(月)明け方は雨の範囲が広がり、22日(水)は東海や関東を中心に断続的に雨が降るでしょう。沖縄は台風24号の周辺や高気圧のフチをまわる暖かく湿った空気の影響で、23日(木)頃にかけて警報級の大雨になるおそれがあります。

一方、明日20日(月)にかけては、北海道の上空1500メートル付近でマイナス6℃以下の寒気が流れ込み、東北北部には0℃以下の寒気が流れ込みます。北海道は北部を中心に平地でも雪が降り、東北北部は標高の高い山では雪の降る所があるでしょう。冬用タイヤを装備して、車を運転してください。雪に慣れている地域の方でも、シーズン初めの雪はスリップ事故などに十分注意が必要です。

最高気温は、九州では25℃前後まで上がる日が多く、昼間はまだ半袖が活躍するでしょう。中国・四国や近畿、東海も明日20日(月)は25℃以上の所がありますが、21日(火)以降は22℃前後の日が多く、季節が進みます。関東や東北は20℃に届かない日が増え、北海道も平年より低い日が多いでしょう。明日20日(月)は札幌で10℃と、11月中旬並みになりそうです。

秋晴れの日が多い 寒暖差に注意

27日(月)は低気圧や前線の影響で、北海道を中心に雨や風が強まるおそれがあります。28日(火)以降は広い範囲で晴れるでしょう。30日(木)は東京に雨マークがついていますが、東北や北海道などでも雨の降る時間がありそうです。沖縄は29日(水)以降、曇りや雨の日が続くでしょう。

気温は一雨ごとに下がる傾向ですが、寒暖差には注意が必要です。28日(火)の最高気温は北海道で10℃に届かない所が多くなりますが、29日(水)以降は札幌で15℃前後の日が続くでしょう。最高気温が25℃以上の夏日になるのは沖縄くらいで、九州の暑さも収まりそうです。朝晩はグッと冷えますので、体調を崩さないようにしてください。

気温と服装の目安

朝晩と日中との気温差、日ごとの気温の変化も大きくなる時期です。重ね着などでうまく調節してください。

気温と服装の目安では、気温が20℃を下回るとカーディガン、15℃を下回るとセーター、10℃くらいで薄手のコートとなっています。ただ、北風が吹くと実際の気温よりも寒く感じられるため、厚手の上着やストールを活用するなど、その日の体感によって調節すると良いでしょう。人により暑さや寒さの感じ方が異なりますが、服装選びの参考にしてください。

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青山 亜紀子

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