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秋田など東北北部で記録的大雨

2018年05月18日17:33

日本気象協会 本社日直主任

18日、秋田県周辺に活発な雨雲がかかり続け、5月にはあまりないような記録的な大雨となりました。河川の氾濫や土砂災害の危険が高まっている中、今夜遅くにかけても断続的に激しい雨が予想されています。

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5月の雨の記録を更新

きょう18日は、前線に伴う活発な雨雲が東北北部にかかりました。日中にかけては特に秋田県周辺で1時間に30ミリを超えるような激しい雨が降り続きました。秋田県では昨夜の降り始めからの雨量が100ミリに達した所があり、午後4時までの24時間雨量は、北秋田市阿仁150.0ミリ、男鹿市130.5ミリ、五城目町125.5ミリ、秋田市107.5ミリなど、5月のこれまでの記録を大幅に更新しました。

午後4時現在、河川の水位が上昇している所が多く、五城目町を流れる馬場目川など、すでに氾濫危険水位を超えている河川があります。また、秋田道では大雨により通行止めとなっている区間があります。

今夜遅くにかけて滝のような雨の恐れ

活発な雨雲はあすにかけてゆっくり南下しますが、動きがかなり遅く、秋田県では18日夜遅くにかけても激しい雨の降る所がありそうです。局地的には滝のように、非常に激しく降るでしょう。河川が氾濫したり、土砂崩れが発生したりする恐れが高まっていますので、自治体が発表する情報をこまめに確認してください。

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