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関東甲信地方が梅雨入り 平年より1日早く 九州南部より早いのは17年ぶり

2022年06月06日11:00

日本気象協会 本社日直主任

きょう6日、気象庁は関東甲信地方が「梅雨入りしたとみられる」と発表しました。今年は、これまで沖縄・奄美地方で梅雨入りしていますが、関東甲信地方が九州南部よりも梅雨入りが早かったのは、17年ぶりです。

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関東甲信地方 平年より早い梅雨入り

気象庁は、きょう6日、関東甲信地方が「梅雨入りしたとみられる」と発表しました。平年より1日早い梅雨入りです。今年も長雨の季節が始まりました。

なお、今年はすでに、沖縄・奄美地方で梅雨入りしていますが、関東甲信地方が九州南部よりも梅雨入りが早かったのは、2005年の梅雨入り(関東甲信地方が6月10日ごろ、九州南部が6月11日ごろ)以来、17年ぶりのことです。

※梅雨は季節現象であり、梅雨の入り明けには、平均的に5日間程度の「移り変わり」の期間があります。なお、この梅雨入りの発表は速報値です。秋に再検討され、見直されることがあります。

関東甲信地方 雨の季節到来

きょう6日の関東甲信地方は、断続的に雨が降るでしょう。雨雲のもととなる湿った空気が、前線に向かって流れ込み、雨脚が強まることもありそうです。

梅雨前線は、今週中ごろは、いったん南下するでしょう。ただ、関東甲信では、北東から湿った空気が流れ込みやすく、しばらくは、曇りや雨のぐずついた天気の日が多くなりそうです。

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