日本気象協会 tenki.jp

この先も関東など太平洋側を中心に空気乾燥 渇水傾向も続く 火の取り扱いに注意

2026年02月12日14:27

日本気象協会 本社伊藤 杏子

今日12日(木)は関東など太平洋側を中心に空気が乾燥していて、午後2時現在の最小湿度は、栃木県佐野市で15%と、全国で最も低くなっています。明日13日(金)以降も太平洋側を中心に晴れる日が多く、空気の乾燥した状態が続く見込みです。火の取り扱いや、インフルエンザ感染などに注意が必要です。

ポイント解説へ

今日は関東を中心に空気カラカラ状態

今日12日(木)は、関東から九州を中心に日差しが届いて、再び空気が乾燥しています。

午後2時現在、最小湿度が全国で最も低い所は栃木県佐野市で15%。ほか関東では20%をきっている所が複数地点あり、東京都心でも29%と空気がカラカラ状態です。
西日本でも空気の乾燥している所が多く、山口市では23%まで下がっています。

これにより、乾燥注意報が東北の太平洋側や関東の広い範囲、中国地方や九州などで発表されている所があります。

太平洋側では少雨傾向 渇水続く

昨日11日(祝・水)は、関東など太平洋側で久しぶりのまとまった雨となりましたが、空気を潤すほどの雨にはなりませんでした。

今年に入ってからも太平洋側では雨の少ない状態が続いており、昨年末(2025年12月29日)から昨日11日までの降水量は、平年の30%以下の所がほとんどです。群馬県前橋では1%(降水量0.5ミリ)と、記録的な少なさになっています。
この空気の乾燥によって、先週4日(水)には埼玉県秩父で山火事が発生するなど、建物火災や林野火災が相次いでいます。

また、ダムの貯水率も下がっている所が多く、高知市では今日12日(木)から28年ぶりに給水制限を行うなど、生活に影響が出ている所があります。

この先も晴れて乾燥する日が多い

この先も太平洋側は晴れて、空気の乾燥する日が多くなりそうです。

火災発生のリスクが高い状態が続くため、火の元や火の取り扱いには十分にお気を付けください。電化製品のコードからも発火する恐れがあります。ホコリがたまらないよう、プラグやコンセントは定期的に清掃を行いましょう。

また、湿度が低いとインフルエンザの感染リスクも高まります。東京都では現在インフルエンザ警報が発表中で、流行シーズン真っただ中です。日頃からバランスの取れた食事や睡眠を心がけ、体調管理に気を付けていきましょう。

空気が乾燥 加湿する際のポイント

空気が乾燥する時は、上手に加湿をして、乗り切りたいものです。そこで、室内を加湿する際のポイントを、覚えておいてください。

① 加湿器を使ったり、洗濯物や濡らしたタオルなどを室内に干したりして、適度な湿度を保ちましょう。室内の最適な湿度の目安は50~60%です。湿度計を使うと簡単に湿度を計ることができますので、こまめにチェックするのが、おすすめです。加湿器を使った場合は、点検や清掃を定期的に行ってください。
② 室内の湿度が高くなると、窓ガラスが外気で冷やされ、結露しやすくなります。カビが発生する原因にもなりますので、結露したら、ふき取ってください。
③ 鍋料理は、体の中から温まるだけでなく、様々な栄養を一度に摂取でき、水分もたっぷり取れます。また、鍋料理からの湯気によって、室内の湿度を上げる効果もあります。

なお、適度な湿度を保つには、加湿と換気を併用するよう、心がけてください。

最新の記事(気象予報士)

関連リンク

日本気象協会 本社気象予報士/熱中症予防指導員

伊藤 杏子

伊藤 杏子の記事一覧