日本気象協会 tenki.jp

明け方 金星に細い月が大接近

2019年03月02日18:33

日本気象協会 本社白石 圭子

3日(日)明け方、明るく輝く金星のそばに細い月が並びます。南東の低い空です。観察は建物などに邪魔されない見晴らしのよい場所で。

ポイント解説へ

3日(日)明け方 細い月と金星が並ぶ

3日(日)の明け方、金星と月が大接近。南東の空で、明るく輝く金星と細い月の共演が楽しめます。月の出は、東京で午前4時13分。月と金星は寄り添うように昇り、最も近づくのは午前5時前です。日の出はどの地域も午前6時台でそれまでの1~2時間、低い空に見られます。高い建物が少ない見晴らしの良い場所で観察しましょう。

気になる天気は?

東シナ海に延びる前線上に低気圧が発生し、3日(日)朝にかけて九州に近づく見込みです。明け方は、沖縄や九州は雨が降るでしょう。四国や中国地方、近畿、東海も曇りや雨と、観測にはあいにくの天気となりそうです。関東も雲が広がりますが、北部では、まだ薄い雲が中心です。雲の切れ間から観測できる可能性があります。北陸は晴れる所が多く観測のチャンスあり。東北は広く晴れて、観測によい天気です。北海道は晴れマークとなっている所が多いですが、日が昇る頃にかけて雲が多くなりそうです。観測ができる時間は限られますので、お見逃しなく。

最新の記事(気象予報士)

関連リンク

日本気象協会 本社気象予報士 防災士 熱中症予防指導員 気象データアナリスト

白石 圭子

白石 圭子の記事一覧