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3日(日)の花粉情報 九州はヒノキがピーク 関東はスギもヒノキも注意

2022年04月02日15:06

日本気象協会 本社木村 雅洋

4月に入り、花粉の飛散量はスギからヒノキへと移行しつつあります。あす3日は、九州ではヒノキ花粉を中心に非常に多く飛びそうです。関東などはスギ花粉もヒノキ花粉も多く予想されます。症状の出る方にとっては、まだつらい季節が続きそうです。

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花粉シーズン後半 徐々にスギからヒノキへ

あす3日の花粉飛散量は、九州から東北にかけて多くの所で「非常に多い」見込みです。

九州ではヒノキ花粉がピークを迎えていて、あすも大量に飛びそうです。関東などはまだスギ花粉が中心の所が多いですが、場所によってはスギ花粉よりヒノキ花粉が多く飛び始めています。

4月に入りましたが、まだまだ花粉シーズンが続きそうです。新年度の通勤や通学の際は、しっかり対策をしてください。

花粉から眼を守るためには?

花粉症の症状を緩和させるには、できるだけ花粉を避けることが大切です。以下のように、メガネを使用すると、眼から入る花粉を防ぐ効果が期待できます。

① メガネは、できればゴーグルタイプのもの(防御カバー付きメガネ)がおすすめですが、通常のメガネを付けるだけでも、花粉対策になります。
② メガネを使用しない場合に比べて、通常のメガネを使用しただけでも、眼に入る花粉量はおよそ40%減少し、防御カバーのついた花粉症用のメガネではおよそ65%も減少するという実験結果があります。
③ コンタクトレンズを使用している方は、刺激を少なくするために、花粉の時期にはメガネに替えた方が良いと考えられています。

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日本気象協会 本社気象予報士/熱中症予防指導員

木村 雅洋

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