2022年07月08日18:12
今夜～あす9日にかけて、西日本では風と風がぶつかり合う「シアライン」によって、大雨となる恐れがあります。深夜の大雨となるので、いっそうの警戒が必要です。また、土日は東日本や北日本でも大気の状態が不安定になり、雨や雷雨となる所があるでしょう。
西日本は南の高気圧から吹き込む湿った空気と、北の高気圧から吹く風がぶつかり合う「シアライン」によって、南北に縦長に延びる雨雲が発生しています。特に中国地方では大雨となり、先ほど広島市安佐北区に「土砂災害警戒情報」が発表されました。
西日本では大雨のピークが今夜～あす(9日)朝で、活発な雨雲が同じような場所にかかる恐れがあります。あす9日午後6時までに予想される雨量は多い所で、中国、四国、九州北部で100ミリとなっていますが、雨雲が予想以上に停滞すると、更に雨量が増える可能性も考えられます。
深夜のうちに川の氾濫や土砂災害によって周囲の状況が一変する恐れがあります。外が暗くなったら無理をせず、家の中の2階以上で、崖から離れた部屋にとどまるなど、身を守ってください。
あす9日からあさって10日にかけては、元台風4号の低気圧が北日本に近づく見込みで、北海道から東北にかけての太平洋側では雨の量が多くなる所があるでしょう。風も強まり、海は波が高くなるので、ご注意ください。
また、関東甲信では内陸を中心にあすの夕方には発雷確率が高くなります。局地的に雨雲やカミナリ雲が発達するので、急な激しい雨や落雷、突風、ひょうなどに十分な注意が必要です。
土日に山や海のレジャーを予定されている方は、お出かけ先の気象情報をしっかり確認して無理なくお過ごしください。
あす9日からあさって10日にかけては、暑さにも注意が必要です。先ほど長崎県、宮崎県、鹿児島県には熱中症警戒アラートが発表されました。あすの日中も熱中症に警戒が必要です。
更にあさっての予想最高気温は東京都心や大阪市で34℃と、関東や近畿などでも猛暑日に迫る暑さになる所があるでしょう。
来週にかけても気温、湿度ともに高い状態が続くので、体調管理にはくれぐれもお気をつけください。