2025年09月03日12:16
9月に入っても記録的な猛暑が収まりませんが、この先も各地で気温の高い状態が続きそうです。特に関東~九州は9月中旬に入っても日中の気温が33℃前後と厳しい残暑になるでしょう。台風や秋雨前線の影響を受ける日もあり、天気は短い周期で変化しそうです。
明日4日(木)~明後日5日(金)にかけては新たに発生する台風の影響で、西・東日本は太平洋側を中心に雨や風が強まるでしょう。台風進路や雨の予想など最新の情報をしっかりご確認ください。
6日(土)~7日(日)は高気圧に覆われて晴れる所が多くなるでしょう。再び暖気が流れ込むため、東海~九州は最高気温が35℃くらいまで上がる所もありそうです。9月最初の土日のお出かけは万全な暑さ対策が欠かせません。一方、秋雨前線が通過する北海道は7日(日)に雨が強まるでしょう。
8日(月)は日本海側では秋雨前線の影響で雨の所が多いですが、高気圧の圏内となる太平洋側では晴れて気温の高い状態が続きそうです。東京都心も最高気温が34℃と猛暑日に迫る暑さでしょう。
9日(火)~10日(水)は北海道や東北は晴れる所が多いですが、関東~九州は広く雨が降るでしょう。それでも気温は高く、かなり蒸し暑くなりそうです。
11日(木)~12日(金)頃は再び前線の影響を受けるため、東北~九州は曇りや雨の所が多くなるでしょう。13日(土)頃は一時的に晴れる所が多くなりますが、14日(日)頃は北・東日本を中心に雨が降りやすくなりそうです。15日(月・敬老の日)頃は北海道~関東で雨が降りますが、東海~九州は天気が回復するでしょう。16日(火)頃は全国的に晴れる見込みです。
期間を通して上空に暖かい空気が居座る予想で、なかなか気温が下がってきません。関東~九州は最高気温が33℃くらいまで上がる所が多いでしょう。曇りや雨でも30℃以上の真夏日となる日がほとんどです。また、最低気温も25℃以上の所が多く、熱帯夜もまだまだ続く見込みです。体調管理や食品の管理には十分ご注意ください。
農林水産省によると気温や湿度の高い時期は、一般的に細菌が増えやすいので細菌性の食中毒の発生件数が増加する傾向にあるとのことです。食中毒を予防する3原則は、以下の通りです。
1つめは、清潔・洗浄で、細菌などを「つけない」ことです。調理の前には石鹸やハンドソープを使って、正しい手洗いを徹底しましょう。調理中に食材が変わるたびに、手洗いをするよう心がけてください。調理用具は洗浄・殺菌をするだけでなく、肉・魚、野菜など、食材によって使い分けるのが効果的です。
2つめは、迅速・冷却で、細菌などを「増やさない」ことです。細菌は、時間が経つにつれて、どんどん増えてしまいます。増やさないためには、食材の温度管理を徹底しましょう。調理中の食品を、そのまま放置しないだけでなく、作った料理はなるべく早く食べて、食べきれないものは、早めに冷蔵庫に保存してください。
3つめは、加熱・殺菌で、細菌などを「やっつける」ことです。細菌やウイルスの多くは高温に弱いため、食材の中まで、しっかりと加熱処理をしましょう。中心温度が75℃で1分間以上の加熱をするのが、目安です。