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2週間天気 週末にかけて荒れた天気の所が多い 余寒が続く

2022年02月15日12:03

日本気象協会 本社高橋 則雄

この先の2週間は、気温が全国的に平年並みか低い予想です。16 日から17日にかけては北陸を中心に荒れた天気で大雪になるおそれがあり、その後、19日から20日にかけては全国的に荒れた天気になるおそれがあります。

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16日(水)から22日(火) 寒気を伴う低気圧 次々に接近、通過

16日から17日にかけては、日本海の低気圧が、強い寒気を伴って本州付近に近づく見込みです。この影響で、北陸を中心に日本海側では雪の所が多く、警報級の大雪になる所があるでしょう。大雪や吹きだまりによる交通障害や通行止めなどの可能性がありますから、気象情報とともに、道路のほか鉄道や空の便など交通情報にも、お気をつけください。
18日は、いったん回復に向かいますが、19日から20日にかけては、別の低気圧が日本付近を発達しながら東よりに進む影響で、ほぼ全国的に荒れた天気になるおそれがあります。21日は、千島付近で低気圧が急速に発達する影響で、北海道や東北を中心に暴風雪、大しけ、大雪となる可能性があるなど荒れた天気が続きそうです。
22日は、高気圧に覆われて晴れる所が多くなるでしょう。

23日(祝)から28日(月) 春へ足踏みの寒さ

23日は、曇りや雨の所が多く北海道や東北では雪が降るでしょう。
24日から28日は、太平洋側では晴れる所が多くなりますが、日本海側では雪や雨の降る所が多い見込みです。

19日は暦の上で「雨水(うすい)」を迎えますが、太平洋側で雨の降る機会が増えることは、春が少し近づく兆しです。

この先2週間の気温の傾向

北海道は、朝晩は冷え込むことがまだまだありますが、平年並みの日が多いでしょう。
東北と関東や東海、北陸は、寒気の影響を受けやすいため、平年より低い日が多く、21日頃からは、かなり低くなる可能性があります。
近畿から九州でも、寒気の影響を受けやすいため、平年を下回る日が多く、16日頃からは、かなり低い予想です。
本州の日本海側を中心に降雪量が、かなり多くなる可能性がありますから、農作物の管理等に注意するとともに、除雪などの対応にも、ご注意ください。
沖縄は、平年並みか低いでしょう。

全国的に、気温の低い傾向の所が多く、気温の上では春の足音は遠いでしょう。

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日本気象協会 本社気象予報士/防災士/熱中症予防指導員/情報処理技術者

高橋 則雄

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