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停電続く千葉県 厳しい残暑 熱中症に警戒

2019年09月10日14:53

日本気象協会 本社安齊 理沙

台風15号によって大きな被害を受けた千葉県では、厳しい暑さとなっています。復旧作業が続けられているものの、現在も停電している地域があります。
この後も厳しい暑さが続きますので、熱中症には十分にご注意ください。

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台風の爪痕の中 厳しい残暑続く

台風15号が上陸し、記録的な暴風が吹いた千葉県では、今日も昨日に引き続き台風がもたらした暖かい空気や、台風一過の強い日差しの影響で厳しい暑さとなっています。
午後2時までの最高気温は、千葉市34.2度、銚子市30.6度、館山32.7度と各地で30度を超えて真夏日となりました。
屋外で台風の復旧作業を行っている方も多いかと思います。熱中症には十分にご注意ください。

東京電力によると、14時30分現在、千葉県内では、木更津市、君津市、袖ケ浦市、富津市を中心に千葉県内で558800軒の停電が発生しています。

今夜も寝苦しい 熱中症に要注意

日中の厳しい暑さは、夜になっても続きそうです。
明日の最低気温は各地25度以上となり、今夜は熱帯夜となるでしょう。停電が続いている地域では、エアコンや扇風機が使えず、昨夜に引き続き寝苦しい夜となりそうです。

なるべく窓を開けて風通しを良くし、涼しい格好でお休みになるようにしてください。枕元には飲み物を用意し、いつでも水分補給ができるようにすると良いでしょう。
こまめに汗を拭くことによって次の汗がかきやすくなり、体内に溜まった熱を放出することができます。飲み物と一緒に、タオルなども準備するようにしてください。
お持ちであれば、電池で動くコンパクト扇風機や、冷却シートを活用するのも良いかもしれません。

良質な睡眠をとることも熱中症対策には効果的です。少しでも快適な睡眠がとれるよう、工夫をしてみてください。

熱中症対策のポイント

体を冷やす際は、太い血管が体の表面近くを通っているところを冷やすと、効率よく体を冷やすことができます。両側の首筋、腋の下、足の付け根を中心に冷やすようにしましょう。

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日本気象協会 本社気象予報士/防災士/熱中症予防指導員/全米ヨガアライアンス(RYT200)

安齊 理沙

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