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続々梅雨明け 東北は??

2018年07月09日15:49

日本気象協会 東北支社高橋 香純

きょう9日、九州北部から東海、北陸にかけて平年よりも早く続々と梅雨明けとなりました。東北地方でも南部では晴れて蒸し暑さが戻ってきています。梅雨前線は青森県の津軽海峡付近まで北上しており、東北南部の梅雨明けも、もうすぐかもしれません。

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東北 雷注意報

太平洋高気圧が強まって、梅雨前線は東北北部に北上し、きょう9日は青森県で断続的に雨が降っています。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んでいるため、そのほかの地域も大気の状態が不安定で、局地的に降り方が強まったり、雷雨となっているところがあります。東北地方全域に雷注意報、北部には大雨注意報の出ているところもあります。9日夜のはじめ頃にかけて、土砂災害や低い土地の浸水にご注意下さい。
最高気温は、北部の太平洋側では霧が出ていて20度に届いていないところもあります。一方で、多くの地点ではきのうよりも高くなっていて、福島市や山形市では正午を過ぎて35度を超えて猛暑日となっています。熱中症にも気を付けてお過ごしください。

北部は梅雨前線 南部は大気の状態不安定

今週は、東北北部では梅雨前線の影響を受けて、くもりや雨の日が多いでしょう。東北の南部は湿った空気の影響で、午後になると局地的に雷雲が発達しやすくなりそうです。天気マークで雨がついていなくても、急に雨の降ることがありそうですので、今週のお出かけには念のため雨具をお持ちください。
気温は東北北部でも平年より高い日が多いでしょう。東北の南部はさらに暑くなり、30度を超える日が続きそうです。
東北地方でも梅雨の終わりには、時に集中して同じ場所に雨を降らせ、大きな被害を及ぼすことがあります。10日間予報で、天気と気温の傾向をご確認ください。

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