日本気象協会 tenki.jp

5日こどもの日 日本海側で気温低下 関東や東海は突然の雨に注意

2020年05月04日17:39

日本気象協会 本社岡本 朋子

あす5日は、関東や東海は天気の急な変化に注意。また、日本海側では日中も空気がヒンヤリで、一枚羽織るものが必要。

ポイント解説へ

関東や東海 午後はあちらこちらで雨雲

きょう4日みどりの日は、関東は朝から雨が降りましたが、午後はほとんどの所で止みました。
日中の最高気温は、東京都心で22.2度と平年並みに。今月に入ってから続いた暑さは、いったん和らぎました。室内でも、比較的過ごしやすかったかと思います。

あす5日こどもの日は暦の上では「立夏」で、夏の始まりです。そろそろ夏の気配が感じられる頃ですが…
上空には冷たい空気が入り、地上付近には暖かい湿った空気が入るでしょう。関東や東海付近では、冷たい空気と暖かい空気がぶつかり合って、雨雲やカミナリ雲が発生しやすくなりそうです。関東や東海では晴れ間があっても、変わりやすい天気で、午後は所々でにわか雨や雷雨があるでしょう。洗濯物を外に干す場合は、空模様の変化にご注意ください。

北海道や東北の日本海側は 日中空気ヒンヤリ 羽織る物を

今夜からあす5日にかけて、日本海から寒冷前線が本州付近を南下する見込みです。

日本海側では、あすの未明にかけて雨の降る所が多いでしょう。日中は天気が回復して、晴れ間が広がってきそうです。ただ、北海道や東北の日本海側では日差しがあるわりには、気温の上がり方が緩やかでしょう。
原因は、前線が通過した後に冷たい空気が入ってくるからです。最高気温は北海道や東北北部を中心に、きょう4日より5度から10度くらい低い所が多く、15度前後の予想です。北海道では、きのう3日は30度前後まで上がった所もあって、記録的な暑さになりました。ここ2、3日の気温の変化が体にこたえそうです。栄養をしっかりと取るなど、体調を崩さないよう、お気をつけください。

関東から九州は25度以上の所が多く、汗ばむ陽気になりそうです。室内でも扇風機などで風通しを良くして、こまめに水分をとるなど、熱中症にご注意ください。

最新の記事(気象予報士)

関連リンク

日本気象協会 本社気象予報士 防災士 熱中症予防指導員 サッカー4級審判員 メンタル上級心理カウンセラー

岡本 朋子

岡本 朋子の記事一覧