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4月は一日の気温差大!週末のお花見は服装に要注意

2019年04月05日16:35

日本気象協会 本社樋口 康弘

桜前線が東北地方に北上し、列島が桜色に染まる今日この頃。1日中、お花見を楽しみたいところですが、油断は禁物!昼間は暖かくても夜は昼と同じ服装では寒いです。週末のお花見は脱ぎ着しやすい服装が良いですね。

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4月は一年で最も気温差が大きい月です

上図をご覧ください。こちらは平成元年から去年までの30年間、東京都心の1日の気温差(当日の最高気温と最低気温の差)をとり、10度以上だった日を月別にまとめたものです。これを見ると1日の気温差が10度以上になった日は東京都心では4月が最も多く、242日もありました。空気が冬から春に変わる時期が特に多く、その中でも4月が特に多かったわけです。

向こう一週間の予想気温に着目

この先一週間、期間の前半は春本番の陽気になり、後半は上空に寒気が流れ込むため、寒の戻りがあるとみられます。その中で、特に気温差が大きくなりそうなのが、今年度最初の週末となる土曜日と日曜日です。朝は晴れることで放射冷却が効いて、気温が下がります。日中は日差しの後押しで気温がグングン上昇します。特にあすは全国的にも平年より高く、福岡などでは5月上旬並みと大型連休頃の汗ばむ陽気になりそうです。気温が5度変わると装いが変わると言われます。気温差が1日で10度以上あると羽織る物も大きく様変わりします。tenki.jp内の服装指数を確認して、お出かけの参考にしてみると良いでしょう。

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