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活発な梅雨前線 九州を南下中

2018年06月20日10:58

日本気象協会 九州支社君島 由希子

九州は、きのう(19日)からの雨量が、多い所で200ミリ前後に達する大雨となっており、土砂災害の危険度が高まっているとして、土砂災害警戒情報が発表されている地域があります。きょう(20日)は、活発な梅雨前線が夜にかけて九州の南岸付近へ南下する見込みです。九州は、このあと夕方まで、南部を中心に1時間70ミリの非常に激しい雨が降る恐れがあります。土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫などに警戒が必要です。

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九州 土砂災害など警戒を

九州はきのう(19日)からの雨量が多い所で200ミリ前後に達する大雨となっています。鹿児島県伊佐市ではきょう(20日)午前6時59分までの1時間に74.5ミリの非常に激しい雨が観測され、総雨量はすでに300ミリを超えています。
梅雨前線は、現在、九州中部付近を南下中で、きょう(20日)夜には九州の南岸に達する見込みです。午後も大気の状態が非常に不安定で、九州南部を中心に1時間70ミリ以上の非常に激しい雨が降る所があり、雨量はさらに増えていく見込みです。
熊本県や宮崎県、鹿児島県は、土砂災害の危険度が高まっているとして、土砂災害警戒情報が発表されている地域があります。切り立ったガケや増水した川のそばなど危険な場所へは近づかないようにし、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫などに、警戒が必要です。

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