日の出前の南東の低空には、金星と火星が並んで輝いています。下旬になると、そこに土星が高度を上げて接近。圧倒的な明るさで輝く金星に対して、火星は1.1等、土星は0.8等ほど。空が明るくなる前に、視界の開けた場所から観察しましょう。
29日には、金星と土星が約2度(月の視直径の4倍程度)まで接近、右側には火星も位置しています。28日から29日にかけて、この3惑星の近くを新月前の細い月が通過していきます。
2022年の前半は、肉眼で見やすい惑星が未明から明け方の空に集合しています。ぜひ、早起きの楽しみや励みにしてみてはいかがでしょうか。
・参考文献
『アストロガイド 星空年鑑 2022』 アストロアーツ
・参考サイト
国立天文台「ほしぞら情報」国立天文台「令和4年(2022) 暦要項」