二十四節気を約5日ごとの3つの期間(初候・次候・末候)に分けた「七十二侯」。秋が深まる時期の動植物は、どのように変化していくのでしょうか。秋分の間の自然の移り変わりを味わいましょう。
【秋分の期間の七十二候】
◆初候(9月23日~9月27日)
「雷乃収声(かみなりすなわちこえをおさむ)」
夏の間に鳴り響いていた雷が収まる頃。空が高くなり、うろこ雲があらわれます。暑さも収まり、秋の到来を感じる頃。
◆次侯(9月28日~10月2日)
「蟄虫坏戸(むしかくれてとをふさぐ)」
虫たちが冬ごもりの支度をはじめる頃。秋から冬にかけてを土の中で過ごし、約半年後の3月、啓蟄の頃に地上に這い出してきます。
◆末侯(10月3日~10月7日)
「水始涸(みずはじめてかるる)」
収穫の時期を迎えた田んぼの水を抜く落水の時期。刈り入れを待つ黄金色の稲穂が美しい頃。
※日付は2023年の場合
・参考サイト
国立天文台「暦Wiki 七十二候」