お盆の由来については諸説ありますが、ルーツをたどっていくと
中東のお祭りが伝わって来たともいわれています。
さらに、かつて1年は冬と春、夏と秋と2サイクルだったという説もあります。これは、それぞれのサイクルの始まりがお正月とお盆だったという説。そのように意識してみると、似ていることはいくつもあります。お正月は歳神様を迎える行事、お盆はご先祖様を迎える行事と、どちらも異世界からのお客様を迎える行事です。また、お盆の最後に送り火を焚きますが、お正月の終わりには門松などを燃やします。さらに、日程にも共通点があります。
お正月1月1日:元日、大正月
1月7日:七日正月。七草がゆ
1月15日:小正月
お盆7月1日:窯蓋朔日(かまぶたついたち。地獄の釜の口が開く日)
7月7日:七日盆(七日盆といって、地域によってはこの日からお盆が始まるところもある)
7月15日:お盆(13日にご先祖様を迎え、15日または16日に送り出す)
神社で行っている「茅の輪くぐり」も、6月と12月にあります。それぞれのサイクルの終わりに穢れ(けがれ)を祓(はら)うということなのかもしれません。