空から降ってくる氷の粒の直径が5mm以上のものを
「ひょう(雹)」といいます。
一般的には、ひょうの大きさは直径5mm〜2cm程度が多いですが、上は数cmからそれ以上になることもあります。
直径2.5cmを超える大きさになると、車や建物、農作物などへの被害が出やすくなり、さまざまな災害につながるおそれがあります。
では、最大でどれくらいの大きさのひょうが降ると思いますか?
公式としては、アメリカで2010年にサウスダコタ州で観測された、直径8インチ(約20cm)のひょうが降ったという記録があります。これはバレーボールほどの大きさで、重さは1.9375ポンド(約878g)になります。
また日本では、古い記録のため正確性にはやや疑問が残るものの、1917年(大正6年)に埼玉県で、重さ約3.4kg、なんと“カボチャほどの大きさ”のひょうが降ったという記録が残されています。
ここまで極端ではないものの、近年の日本でも、ゴルフボールほどの大きさ(直径約4〜5cm)のひょうが降ったというニュースは、ほぼ毎年のように報じられています。
このように、私たちが想像している以上に大きなひょうが降るケースもあり得るのです。