雨の日の交通事故リスクを低減するために心がけたい安全運転のポイントを4つご紹介します。
■1.十分な車間距離を取る
雨の日は濡れた路面の影響でいつもよりブレーキが効きにくくなっているので、前方の車との車間距離は十分に取るよう心がけましょう。
高速道路での車間距離の目安は、時速100kmの場合は破線5本分以上が望ましいとされています。[注1]
雨の日の車間距離はその約2倍と考え、破線10本分を目安に前方の車との距離を空けることを意識しましょう。
■2.昼間でもライトを点灯させる
雨の日は視界が悪くなるので、昼間でもライトを点灯し、他の車に自車の存在をアピールしましょう。
自車の位置を知らせておけば、接触事故のリスクを低減させられます。
■3.スピードを出し過ぎない
ハイドロプレーニング現象を防止するために、雨天時の高速道路ではなるべくスピードを出し過ぎないよう配慮しましょう。
また、ブレーキは早めに、徐々にかけるよう意識し、急ブレーキによるスリップを防止します。
■4.ガラスの曇り対策を行う
雨の日はフロントガラスが曇りやすく、視界がさらに悪くなるおそれがあります。
事前に曇り止めのクリーナーでガラスを拭いておいたり、エアコンを使って除湿したりして、ガラスの曇りをしっかり予防しましょう。
■5.雨の日特有の死角に注意する
雨の日はサイドガラスに水滴がつくため、普段より見通しが悪くなります。
フロントガラスにはワイパーがついていますが、構造上、隅から隅まで雨粒を除去できるわけではないので、拭き残し部分の視界が悪くなることに注意しましょう。
[注1]
神奈川県警察:高速安全走行のポイント