高速道路で車線変更する際の基本的な手順を紹介します。
■1. ミラーなどで安全確認する
まず、車線変更先に並走車や後続車がいないかどうか、安全確認を行います。サイドミラーやバックミラー、目視などで車線変更先の安全をしっかり確認しましょう。
■2. 車線変更の合図をする
車線変更を行う際は、後続車にその旨を報せるために合図(ウインカー)を出さなければなりません。一般的に、進路変更の合図は、進路を変えようとするときの約3秒前に行います。[注1]
合図を出してからすぐに車線変更すると、後続車が合図を見逃して追突事故などを起こすリスクが高くなりますので、余裕を持って合図を出しましょう。
■3. ゆっくり車線変更する
合図を出したら、頭の中で3秒間数えてから、ゆっくりとハンドルを切って車線変更を行います。
高速道路ではスピードが出ているため、急ハンドルを切って車線変更するのは非常に危険です。特に雨や雪が降っている日はスリップしやすいので、十分な距離を使って車線変更を行うことを心掛けましょう。なお、車線変更中も合図は消さず、継続させます。
■4. ハンドルを真っ直ぐに戻し、合図を消す
車線変更を終えたら、傾けていたハンドルを真っ直ぐに戻した後、合図を消します。車線変更ではハンドルをそれほど大きく切らないので、変更後は意識的にウインカーを切らないと、合図が継続されたままになってしまいます。
合図を出したまま運転すると、後続車が混乱してしまいますので、車線変更を終えたら必ず合図を切る習慣をつけましょう。
[注1]
警察庁:交通の方法に関する教則