東京都福祉保健局では、部屋の湿度は40~60%の間を目安にすることを推奨しています。[注1]
湿度が40%を下回ると、空気の乾燥による影響が起こりやすくなりますので、部屋に湿度計を設置して、定期的にチェックすることをおすすめします。
なお、60%を大まかな上限としているのは、湿度が上がりすぎるのも良くないからです。
カビ菌や雑菌は一般的に高温多湿の環境下を好む傾向にあるため、湿度が高くなりすぎると部屋にカビが生えやすくなります。とくに窓ガラスや、日当たりが悪い北側の壁、押し入れなどはもともと湿度が高くなりやすいため、知らない間にカビが生えてしまう可能性があります。
カビが生えると見た目が悪くなるだけでなく、体調に悪影響を与える可能性もあるため、湿度の上げすぎには注意が必要です。
[注1]
東京都福祉保健局:健康・快適居住環境の指針p4