日本気象協会 tenki.jp

梅雨の湿気対策にも!「読んで終わり」じゃもったいない、新聞紙の賢い活用法

2015年06月15日

読み終わってからも、いろいろと使い道のある新聞紙

いよいよ本格的な梅雨のシーズンとなりました。
ジメジメした雨の日が続くと、気になるのが家の中の湿気。いまの時期、除湿機や除湿剤を使っている人も多いと思いますが、ここで意外に使えるのが「新聞紙」です。

読み終わった後の古新聞を再利用すれば、お財布にも優しくてエコロジー。毎日たまっていくものなので使わない手はありませんよ!
オウチの湿気対策をはじめ、生活のさまざまなシーンで役立つ、簡単・便利な新聞紙の活用術をご紹介しましょう。
ポイント解説へ

さまざまな場所の除湿に大活躍!

新聞紙は紙の表面がデコボコしていて、普通の紙よりも水分を吸収しやすいため、敷いておくだけで除湿効果を発揮します。
湿気を吸った新聞紙は、天日干しすれば再々利用できるので、除湿材を何度も買うより経済的! いろいろな場所の湿気対策に、ぜひ活用してみてくださいね。

【押入れ・クローゼット・タンス・靴箱などの湿気に】
湿気がこもりやすい収納スペースには、新聞紙を全体に広げて敷いておきます。一度くしゃくしゃにした新聞紙を広げて敷けば、表面積が増えるのでより効果的です。
その他、押し入れのスノコの下に新聞紙を詰めたり、筒状に丸めた新聞紙を靴箱の隅に置いたりと、収納法やスペースに合わせて使い方は自由自在。

【濡れた靴のお手入れや、ムレによるニオイに】
雨に濡れた靴は早く乾かさないと、型崩れや変色、カビのもとに。くしゃくしゃにした新聞紙を靴のつま先までしっかり詰めて一晩置き、新聞紙を取り出して天日干し(革靴は陰干し)すれば、より早く乾かすことができます。
脱いだ靴やブーツにも同様に詰めておけば、ムレによる湿気とともにニオイも吸い取ってくれます。

【洗濯物の部屋干しに】
洗濯物を部屋干しする際、くしゃくしゃにした新聞紙を洗濯物の下(床)に敷き詰めておきます。洗濯物の湿気が部屋にこもりにくくなり、洗濯物自体の乾燥にも効果的です。

【車内の湿気やニオイに】
雨の日にクルマで出かける時は、新聞紙をお忘れなく。車の床に新聞紙を敷けば、濡れた靴や傘でマットがビショビショになるのを防げます(ただし、ペダルの誤操作の恐れがあるので、運転席には敷かないこと)。
また、車内の湿気やニオイが気になる時は、くしゃくしゃにした新聞紙を多めに敷き詰めておくと、一晩でかなりの効果が実感できます。

アイデア次第・工夫次第で、暮らしに役立つ便利グッズに!

その他、新聞紙は毎日の家事や、暮らしのさまざまなシーンで活用できます。アイデア次第・工夫次第でいろいろ使えますので、新しい活用法を考えるのも楽しいですよ。

【キッチンまわりの便利グッズに】
食器や調理器具を洗う前に、新聞紙でザッと汚れを拭き取っておくと、その後にスポンジで汚れがラクに落とせ、洗剤の量も節約できます。
また、新聞紙を箱のように折って生ゴミ入れを作れば、そのまま包んでサッとごみ箱へ捨てられ、掃除が面倒な三角コーナーも不要に。さらに、ごみ箱の袋の底に新聞紙を敷いておくと、生ゴミの液だれやニオイもバッチリ防げます。

【窓ガラスや鏡の掃除に】
窓ガラスや鏡に水を吹きかけ、くしゃくしゃにした新聞紙で拭くと、驚くほどピカピカになります。雑巾のように拭き跡が残らないのもGOOD。
さらに、印刷インクの油分で表面がコーティングされるので、汚れも付きにくくなります。

【玄関やベランダ、フローリングの掃除に】
濡らした新聞紙を軽くしぼって小さくちぎり、床に落としてホウキで掃くと、掃除機で吸い取れなかった泥汚れや塵、髪の毛などが新聞紙と一緒に取れるんです。ホコリを立てず、ラクラク簡単に掃き掃除ができちゃいますよ。

【窓の結露対策に】
窓枠の下に筒状に丸めた新聞紙を詰めておくと、結露で垂れてきた水分を吸い取ってくれます。すでに結露している場合は、そのまま新聞紙をペタリと窓に貼り付けてもOK。その後、濡れた新聞紙で窓を拭けば、窓ガラスもキレイになって一石二鳥!

さあ、雨が降り出す前に、しっかり湿気対策をしておきましょう!

関連リンク

コピーライター

Marina Hishinuma

このライターの記事一覧
ライター一覧