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2014年お天気総決算~tenki.jpラボVol.4~

[PR]2014年12月10日

tenki.jpラボでは、2014年の天気を振り返るべく、気象予報士100名と全国の一般の方々500名に「今年の天気を表す漢字」「今年最も印象に残った天気ニュース」「2015年の天気に期待すること」を調査しました。合わせて、日本気象協会が選ぶ2014年のお天気10大ニュースを発表します。
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2014年 今年の天気を表す漢字

気象予報士100名、全国にお住まいの一般の方500名に「2014年 今年の天気を表す漢字」を聞いたところ、気象予報士の回答では「災」一般の方は「雨」が1位になりました!気象予報士が「災」を選んでいる事からも、災害が目立った年だったと言えそうです。
広島における土砂災害では、多くの方がお亡くなりになられました。また都市部では、局所的な豪雨が一因となった大規模な地下冠水等もあり、気象災害は身近に起こるものと認識しなければなりません。

「2014年 今年の天気を表す漢字」は、気象神社(氷川神社境内)にお願いして色紙にしたためていただきました。日本に唯一という「気象」の神社、気象予報士を目指す皆さんはお参りするとご利益があるかもしれませんね。

ご協力 :気象神社(氷川神社内)

日本気象協会がえらぶ 2014年のお天気10大ニュース ランキング

「日本気象協会が選ぶ2014年お天気10大ニュース ランキング」は、気象を中心に、地象や水象などの日本気象協会が取り扱う情報の中から、日本気象協会に所属する気象予報士127名が、2014年(2014年11月まで)に特に印象に残ったニュースとして選んだものです。

今年、1位になった「関東甲信での大雪」に関しては、天気予報の現場でも事前に相当量の降雪量を予測していましたが、予測を上回る降雪量となった地域も多く、結果的に記録的な大雪となりました。

>>>10大ニュースランキングの詳細(1位から10位まで)はコチラ
また、全国にお住いの一般の方500名に「2014年 最も印象に残ったお天気ニュース」を聞いたところ、1位は「西日本各地で8月に豪雨」、2位は「御嶽山噴火、上空の風に流され甲府でも降灰を観測」、3位は「台風第18号、第19号 2週連続で台風が上陸」という結果になりました。

2015年の天気に期待すること

気象予報士100名、全国にお住いの一般の方500名に「2015年の天気に期待すること」を聞いたところ、気象予報士・一般の方共に「晴れが多い」が、天気に期待すること1位になりました。大雨による災害が目立つ年だったので、晴天を望む声が多くなったのかもしれません。ただ「雨が少ない」状況になってしまうと、農業分野への影響や、渇水などの生活への影響も懸念されます。適度な雨も降りつつ、晴れが多いのが理想ですね。

また、一般の方の回答について地域別で見ると、全国的に「晴れが多い」が1位になっていますが、関東・甲信、東海、近畿、九州に関しては「局所的な豪雨が少ない」が1位に。そして沖縄のみ「涼しい夏」が1位という結果になりました。他にも災害が目立ったことから「人命につながる気象災害が起こらない」といったことも多く挙がりました。

2015年はどのような年になるでしょうか。tenki.jpでは、もっともっと便利にお使いいただけるように、色々と計画中です。皆さまにとっても、晴れ晴れとした良い一年になる事をお祈りしています。

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