●第3位「酷」
<選考した気象予報士のコメント>
・「体に酷な暑さが続いた」
・「猛暑以上の、本当に酷い暑さでした」
日本気象協会は、2022年に日最高気温が40℃以上の日を「酷暑日」と命名し、暑さへの注意喚起を行っています。2023年も8月5日に福島県伊達市梁川で、10日には石川県小松市で「酷暑日」を観測し、今年も第3位に「酷」がランクインしました。
■福島県 全国で今年初の40℃以上 「酷暑日」に
https://tenki.jp/forecaster/deskpart/2023/08/05/24389.html■石川県小松市で40.0℃ 全国で今年2回目の40℃以上「酷暑日」に
https://tenki.jp/forecaster/deskpart/2023/08/10/24642.html
●第4位タイ「長」
<選考した気象予報士のコメント>
・「夏がとにかく長く、秋が待ち遠しく感じた」
・「猛暑が延々と長く続いた印象」
今年の暑さは長く続いたことも特徴的でした。
11月7日、東京都心で最高気温27.5℃を記録しましたが、これは11月としては過去最高の暑さで、これまでの最高記録だった1923年11月1日の27.3℃という記録を100年ぶりに更新することとなりました。
■東京都心で27.5℃ 100年ぶりに11月の最高気温の記録を更新
https://tenki.jp/forecaster/deskpart/2023/11/07/26010.html
●第4位タイ「異」
<選考した気象予報士のコメント>
・「1月25日頃の関西での大雪、8月の猛暑など、異常気象の多い年のように感じた」
・「異例の暑さ 台風の異例な少なさなどこれまでにない記録を更新した」
・「道内史上最早の桜開花、ほとんど雪のない3月という異例の事態」
2023年は、年間を通して異常な気象現象が続いたこともあり、「異」が4位タイにランクインしました。
夏の暑さが注目されやすいですが、今年の暑さは春から始まっており、桜開花前線は記録的な早さで列島を駆け抜け、日本気象協会が開花予想を発表している、全国84地点のうち半数以上の45地点で観測史上最早の開花となりました。
また、暑さが注目された2023年でしたが、1月下旬には強烈な寒波が襲来し、25日には東北地方のすべてのアメダスで最高気温が0℃に達しない「真冬日」になったほか、富士山でも26年ぶりにマイナス36℃を下回り、南国鹿児島や長崎でも積雪を記録しています。
■2023年桜開花予想(第9回) 桜前線は記録的早さで北海道を北上
https://tenki.jp/forecaster/gureweather/2023/04/27/22935.html■1月は10年に1度の強烈寒波襲来 大雪・厳寒記録を各地で更新
https://tenki.jp/forecaster/r_fukutomi/2023/01/31/21655.html