富士山を登るのに「4つ」のルートがあるのをご存じですか? 山梨側、静岡側の違いはもちろんのこと、登る難易度や特徴もそれぞれ異なります。
・須走ルート(静岡側)人が少ないため、比較的ゆっくり登れる点が特徴。樹林帯も多いため、自然を楽しみながら登ることができます。そして、このルートならではの楽しみは「砂走り」です。「砂走り」とは砂が厚く積もった場所のことで、下山時に駆け下りる人も多いのだとか。
・御殿場ルート(静岡側)出発地点の標高がかなり低く、他のルートの2合目くらいの位置に相当します。そのぶん傾斜は緩やかですが、山小屋が少ないルートですので、一度登頂した経験があるリピーターの人のほうが安心かもしれませんね。こちらのルートは富士登山駅伝のルートでもあり、大砂走りが特徴です。
・富士宮ルート(静岡側)富士宮ルートは、4つのルートの中でもっとも高い位置(約2400m)からスタートすることができます。そのため短時間で登ることができますが、それだけ体にも負担がかかるので、高山病には注意が必要です。
・吉田ルート(山梨側)登山初心者におすすめなのが吉田ルートで、スタート地点は富士スバルラインの5合目になります。一番早く開通するルートであり、比較的登りやすいことからも人気の高いコースですが、残念なことに吉田ルートの8合5勺から先は現在「閉鎖中」になっています。詳しい情報は
富士登山オフィシャルサイトからご確認ください。
※あわせて、各ルートも気候の状況によって異なりますし、他の登山ルートが開通している場合でも、登山道に残雪が多く開通が遅れることがあります。そのため、事前に必ず確認のうえお出かけください。