立春から数えて88日目にあたるのが「八十八夜」。これを過ぎると茶摘みが始まり新茶が出回るのが毎年のことです。お茶愛好家が楽しみにしている季節でもありますね!
2021年は5月1日。新茶予約や販売が始まっています。さわやかなグリーンの色、豊かな香り、ふくよかな味わいは年に一度のお楽しみ。自分へのプレゼントや母の日プレゼントにもよいかもしれませんね。
渋み成分のカテキン(ポリフェノールの一種)は80度以上の高温で、旨み成分のアミノ酸は50度以上の低温で溶け出しやすいとされています。煎茶の場合、渋みを抑えて旨み成分を引き出す70~80度でバランスのよい美味しさが引き出せるとされています。
より旨み成分を引き出したい玉露は、50度程度の低温でじっくりと、逆に香りが特徴の玄米茶・ほうじ茶などは100度の熱湯を使用して、香りや渋みの成分を引き出します。
<新茶の淹れ方は?>
新茶は、若葉で渋み成分が少なく旨み成分が多いため、お好みによって、淹れ方を工夫するとよいでしょう。いつもよりやや高めにさっと淹れると、渋みと旨みのバランスがほどよいお茶がいただけます。
一方、70度の低い温度でじっくり淹れると、旨み豊かな味わいとなります。
いずれもやってみたいですね!
<70~80度で煎茶を淹れるには?>
沸騰したお湯を茶碗から茶碗へと移し替えると、5~10度下がると言われています。何度か移しながらお目当ての温度にしていきます。
参照:
伊藤園/お茶百科 新茶のおいしいいれ方