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十勝岳の火山の状況に関する解説資料

 レベル1(活火山であることに留意)

火山名十勝岳
警戒レベル等  レベル1(活火山であることに留意)
位置・標高 北緯43度25.06分
東経142度41.18分
標高2077m
<噴火予報(噴火警戒レベル1、活火山であることに留意)が継続>
十勝岳では、一時的な火山性地震の増加や継続時間の短い火山性微動が観測されています。今後の火山情報に注意してください。

火山活動の状況及び予報警報事項

23日および25日に継続時間の短い火山性微動がそれぞれ1回観測されました。いずれも火山性微動発生前後で火山性地震の増加はありませんでした。

十勝岳では、5月29日以降、一時的な火山性地震の増加や、継続時間の短い火山性微動が観測されています。火山性地震や火山性微動は、62-2火口付近の浅い所で発生していると考えられます。
 最近一週間の火山性地震、火山性微動の発生状況は、次のとおりです。なお、回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
  6月19日から21日 火山性地震 9回 火山性微動 1回
  6月22日      火山性地震 5回 火山性微動 0回
  6月23日      火山性地震 3回 火山性微動 1回
  6月24日      火山性地震 3回 火山性微動 0回
  6月25日15時まで 火山性地震 1回 火山性微動 1回

 監視カメラによる観測では、62-2火口や振子沢噴気孔群では2015年以降、噴煙高のやや高い状態が続いています。
 GNSS連続観測では、2006年以降、62-2火口直下浅部の膨脹を示すと考えられる変動が観測されています。
 十勝岳では火山活動の活発化を示唆する現象が観測されていますので、今後の火山情報に注意してください。

防災上の警戒事項等

十勝岳では、2006年以降の山体浅部の膨張が継続する中で、噴煙高の高い状態、地熱域の拡大や温度上昇、地震の一時的な増加など、火山活動の推移に注意が必要です。
 登山者などは地元自治体などの指示に従って火口付近など危険な地域には立ち入らないでください。
次の火山の状況に関する解説情報は、29日(金)16時頃に発表の予定です。 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

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