吾妻山の火山の状況に関する解説資料
レベル2(火口周辺規制)
火山名 | 吾妻山 | |
---|---|---|
警戒レベル等 | レベル2(火口周辺規制) | |
位置・標高 | 北緯37度44.12分 東経140度14.67分 標高1949m |
<火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続>
火山活動の状況及び予報警報事項
(11月16日から11月24日15時までの活動状況)
火山活動はやや活発な状態が続いています。
今期間、火山性地震、火山性微動は観測されませんでした。
遠望カメラの観測では、大穴火口からの噴気はやや活発な状態が続いています。
これまでの現地観測では、大穴火口及びその周辺の拡大がみられている地熱域が引き続き確認されており、熱活動はやや活発な状態が続いています。
傾斜計の観測では、2014年4月以降緩やかな西側(火口方向側)上がりの変動で推移し2015年7月頃から停滞していましたが、9月後半から西側下がりの傾向となっています。
GNSS連続観測では、2014年9月頃から一切経山南山腹観測点(大穴火口の北約500m)が関係する基線で緩やかな変化がみられていましたが、2015年6月頃から停滞しています。
火山活動はやや活発な状態が続いています。
今期間、火山性地震、火山性微動は観測されませんでした。
遠望カメラの観測では、大穴火口からの噴気はやや活発な状態が続いています。
これまでの現地観測では、大穴火口及びその周辺の拡大がみられている地熱域が引き続き確認されており、熱活動はやや活発な状態が続いています。
傾斜計の観測では、2014年4月以降緩やかな西側(火口方向側)上がりの変動で推移し2015年7月頃から停滞していましたが、9月後半から西側下がりの傾向となっています。
GNSS連続観測では、2014年9月頃から一切経山南山腹観測点(大穴火口の北約500m)が関係する基線で緩やかな変化がみられていましたが、2015年6月頃から停滞しています。
防災上の警戒事項等
大穴火口付近では小規模な噴火が発生する可能性がありますので、大穴火口周辺(火口から概ね500mの範囲)では弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。また、大穴火口の風下側では降灰及び風の影響を受ける小さな噴石、火山ガスに注意してください。
次の火山の状況に関する解説情報は、11月30日(月)16時頃に発表の予定です。 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。