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吾妻山の火山の状況に関する解説資料

 レベル2(火口周辺規制)

火山名吾妻山
警戒レベル等  レベル2(火口周辺規制)
位置・標高 北緯37度44.12分
東経140度14.67分
標高1949m
<火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続>
3月28日から4月4日15時までの吾妻山の活動状況をお知らせします。

火山活動の状況及び予報警報事項

火山活動はやや活発な状態が続いています。
 大穴火口付近直下が震源とみられる火山性地震が3月28日から増え始め、今期間の地震回数は206回と多い状態となっています。
 火山性微動は観測されていません。
 3月1日からの火山性地震と火山性微動の発生回数(速報値を含む)は、以下のとおりです。
                火山性地震     火山性微動
   3月 1日から27日     15回        0回
     28日           8回        0回
     29日          12回        0回
     30日          49回        0回
     31日          33回        0回
   4月 1日          48回        0回
      2日          21回        0回
      3日          17回        0回
      4日(15時まで)   18回        0回
 3月31日に実施した現地調査では、大穴火口の噴気に変化はみられず、大穴火口周辺の地熱域に拡大等の変化は認められませんでした。
 遠望カメラの観測では、大穴火口からの噴気はやや活発な状態が続いています。今期間、大穴火口からの噴気の高さは最高で100mでした。
  
 浄土平の傾斜計(大穴火口の東南東約1km)の観測では、2014年7月頃から西南西側(火口方向側)上がりの変動で推移した後、2015年7月頃から停滞していましたが、9月頃から西側下がりの傾向となっています。
 GNSS連続観測では、2014年9月頃から一切経山付近の膨張を示す緩やかな変化がみられていましたが、2015年7月頃から停滞しています。

防災上の警戒事項等

大穴火口付近では小規模な噴火が発生する可能性がありますので、大穴火口周辺(火口から概ね500mの範囲)では弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。また、大穴火口の風下側では降灰及び風の影響を受ける小さな噴石、火山ガスに注意してください。
次の火山の状況に関する解説情報は、11日(月)16時頃に発表の予定です。 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

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