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（６月１１日から６月１９日１５時までの活動状況）
　火山活動はやや活発な状態で経過しています。
　
　遠望カメラ及び昨日（１８日）に実施した現地調査では、大涌谷温泉供給施設の蒸気の勢いは５月と比べて弱まってきているのを観測しています。このほかには特段の異常はみられません。
　
　気象庁と神奈川県温泉地学研究所が設置している傾斜計および気象庁の湯
河原鍛冶屋の体積ひずみ計では、今回の火山活動に関連するとみられる地殻
変動が観測されています。一部の傾斜計の変動は、６月に入ってから鈍化し
ている傾向がみられます。
　４月２６日以降増加している火山性地震は引き続きやや多い状態で経過し
ています。
　火山性地震の発生回数（速報値を含む）は以下のとおりです。
　　　　　　　　　　　　　火山性地震
６月１１日から１５日まで　　　３９回
　　１６日　　　　　　　　　　　２回
　　１７日　　　　　　　　　　　２回
　　１８日　　　　　　　　　　　３回
　　１９日（１５時まで）　　　　４回
　低周波地震、火山性微動は観測されていません。