阿蘇山の火山の状況に関する解説資料
レベル3(入山規制)
火山名 | 阿蘇山 | |
---|---|---|
警戒レベル等 | レベル3(入山規制) | |
位置・標高 | 北緯32度53.07分 東経131度06.23分 標高1592m |
<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
10月17日から10月21日15時までの阿蘇山の活動状況をお知らせ
します。
10月17日から10月21日15時までの阿蘇山の活動状況をお知らせ
します。
火山活動の状況及び予報警報事項
中岳第一火口では、噴火は観測されていません。
遠望観測では、白色の噴煙が最高で火口縁上500mまで上がりました。
17日に実施した現地調査では、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量は1日あたり900トン(前回12日1400トン)とやや多い状態でした。
火山性微動の振幅は小さな状態で経過しました。孤立型微動は少ない状態で経過しました。火山性地震はやや多い状態でした。
10月17日以降の火山性地震、孤立型微動の発生状況は以下のとおりです。なお発生回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
火山性地震 孤立型微動
10月17日 59回 7回
18日 107回 5回
19日 71回 7回
20日 81回 4回
21日15時まで 55回 1回
傾斜計では、火山活動に伴う特段の変化は認められません。
GNSS連続観測では、草千里を挟む基線で、2016年7月頃からわずかな伸びの傾向が認められており、深部のマグマだまりの膨張の可能性が考えられます。
阿蘇山の火山活動は引き続き活発な状態となっており、今後も2016年10月8日に発生した爆発的噴火と同程度の噴火が発生する可能性があります。
遠望観測では、白色の噴煙が最高で火口縁上500mまで上がりました。
17日に実施した現地調査では、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量は1日あたり900トン(前回12日1400トン)とやや多い状態でした。
火山性微動の振幅は小さな状態で経過しました。孤立型微動は少ない状態で経過しました。火山性地震はやや多い状態でした。
10月17日以降の火山性地震、孤立型微動の発生状況は以下のとおりです。なお発生回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
火山性地震 孤立型微動
10月17日 59回 7回
18日 107回 5回
19日 71回 7回
20日 81回 4回
21日15時まで 55回 1回
傾斜計では、火山活動に伴う特段の変化は認められません。
GNSS連続観測では、草千里を挟む基線で、2016年7月頃からわずかな伸びの傾向が認められており、深部のマグマだまりの膨張の可能性が考えられます。
阿蘇山の火山活動は引き続き活発な状態となっており、今後も2016年10月8日に発生した爆発的噴火と同程度の噴火が発生する可能性があります。
防災上の警戒事項等
中岳第一火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。風下側では、火山灰だけでなく、風の影響を受ける小さな噴石が遠方まで風に流されて降るため注意してください。また、火山ガスに注意してください。
次の火山の状況に関する解説情報は、24日(月)16時頃に発表の予定です。 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。