阿蘇山の火山の状況に関する解説資料
レベル3(入山規制)
火山名 | 阿蘇山 | |
---|---|---|
警戒レベル等 | レベル3(入山規制) | |
位置・標高 | 北緯32度53.07分 東経131度06.23分 標高1592m |
<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
12月9日から12月12日15時までの阿蘇山の活動状況をお知らせし
ます。
12月9日から12月12日15時までの阿蘇山の活動状況をお知らせし
ます。
火山活動の状況及び予報警報事項
中岳第一火口では、噴火は観測されていません。
遠望観測では、白色の噴煙が最高で火口縁上700mまで上がり、期間を通して夜間に高感度カメラで火映を観測しました。
本日(12日)実施した現地調査では、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量は、1日あたり1500トンで前回(12月6日1500トン)と同程度でした。
火山性地震は少ない状態で経過しています。火山性微動の振幅は概ね小さく、孤立型微動は少ない状態で経過しています。
12月9日以降の火山性地震、孤立型微動の発生状況は以下のとおりです。なお発生回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
火山性地震 孤立型微動
12月 9日 28回 13回
10日 23回 8回
11日 18回 7回
12日15時まで 19回 1回
傾斜計では、火山活動に伴う特段の変化は認められません。
GNSS連続観測では、2016年7月頃から認められていた、山体の膨張の可能性が考えられるわずかな伸びの傾向が、11月中旬以降は停滞しています。
阿蘇山の火山活動は引き続き活発な状態となっており、今後も爆発的噴火が発生する可能性があります。
遠望観測では、白色の噴煙が最高で火口縁上700mまで上がり、期間を通して夜間に高感度カメラで火映を観測しました。
本日(12日)実施した現地調査では、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量は、1日あたり1500トンで前回(12月6日1500トン)と同程度でした。
火山性地震は少ない状態で経過しています。火山性微動の振幅は概ね小さく、孤立型微動は少ない状態で経過しています。
12月9日以降の火山性地震、孤立型微動の発生状況は以下のとおりです。なお発生回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
火山性地震 孤立型微動
12月 9日 28回 13回
10日 23回 8回
11日 18回 7回
12日15時まで 19回 1回
傾斜計では、火山活動に伴う特段の変化は認められません。
GNSS連続観測では、2016年7月頃から認められていた、山体の膨張の可能性が考えられるわずかな伸びの傾向が、11月中旬以降は停滞しています。
阿蘇山の火山活動は引き続き活発な状態となっており、今後も爆発的噴火が発生する可能性があります。
防災上の警戒事項等
中岳第一火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。風下側では、火山灰だけでなく、風の影響を受ける小さな噴石が遠方まで風に流されて降るため注意してください。また、火山ガスに注意してください。
次の火山の状況に関する解説情報は、16日(金)16時頃に発表の予定です。 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。