阿蘇山の火山の状況に関する解説資料
レベル2(火口周辺規制)
火山名 | 阿蘇山 | |
---|---|---|
警戒レベル等 | レベル2(火口周辺規制) | |
位置・標高 | 北緯32度53.06分 東経131度06.23分 標高1592m |
<火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続>
中岳第一火口から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
中岳第一火口から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
火山活動の状況及び予報警報事項
中岳第一火口で9月10日に発生した噴火は、本日(7日)06時00分に停止しました。その後、同日09時30分に噴火が発生し、15時現在も継続しています。10月4日以降、噴煙は最高で火口縁上1200mまで上がりました。本日は風下側にあたる阿蘇市付近で降灰が確認されています。
また、昨日(6日)夜から本日明け方にかけて、火映を観測しました(高感度の草千里監視カメラによる)。同カメラで火映を観測したのは、7月31日以来です。
火山ガス(二酸化硫黄)の放出量は、本日実施した現地調査では、1日あたり2800トンで、9月10日の噴火以降は概ね多い状態で経過しています。
火山性微動の振幅は、10月2日夜からやや大きい状態で経過しています。孤立型微動及び火山性地震の回数は引き続き多い状態で経過し、時々振幅のやや大きな地震が発生しています。
GNSS連続観測では、深部にマグマだまりがあると考えられている草千里を挟む基線において、長期的には緩やかな伸びが継続していますが、短期的には9月上旬から縮みの傾向がみられます。
このように、火山活動の高まった状態が続いています。
また、昨日(6日)夜から本日明け方にかけて、火映を観測しました(高感度の草千里監視カメラによる)。同カメラで火映を観測したのは、7月31日以来です。
火山ガス(二酸化硫黄)の放出量は、本日実施した現地調査では、1日あたり2800トンで、9月10日の噴火以降は概ね多い状態で経過しています。
火山性微動の振幅は、10月2日夜からやや大きい状態で経過しています。孤立型微動及び火山性地震の回数は引き続き多い状態で経過し、時々振幅のやや大きな地震が発生しています。
GNSS連続観測では、深部にマグマだまりがあると考えられている草千里を挟む基線において、長期的には緩やかな伸びが継続していますが、短期的には9月上旬から縮みの傾向がみられます。
このように、火山活動の高まった状態が続いています。
防災上の警戒事項等
中岳第一火口から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。また、火山ガスに注意してください。
地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。
風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。また、火山ガスに注意してください。
地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。
次の火山の状況に関する解説情報は、11日(金)16時頃に発表の予定です。 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。