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桜島の火山の状況に関する解説資料

 レベル3(入山規制)

火山名桜島
警戒レベル等  レベル3(入山規制)
位置・標高 北緯31度35.55分
東経130度39.40分
標高1117m
<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 2月9日から2月13日15時までの桜島の活動状況をお知らせします。昭和火口及び南岳山頂火口から1kmを超えて飛散する大きな噴石や小規模な火砕流を伴う爆発的噴火が引き続き発生するおそれがあります。

火山活動の状況及び予報警報事項

桜島では、噴火活動が続いています。
 
 南岳山頂火口では、11日22時01分に噴火が発生し、噴煙が火口縁上1000m以上に上がりました。また、同火口では、9日から10日にかけて高感度の監視カメラで火映を観測しました。
 昭和火口では、噴火は観測されていません。
 
 9日に実施した現地調査では、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量は1日あたり700トン(前回1月30日、1300トン)とやや少ない状態でした。
 
 火山性地震及び火山性微動は少ない状態で経過しています。
 
 2月9日からの火山性地震、火山性微動、爆発的噴火の回数は以下のとおりです。なお、回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
 
             火山性地震  火山性微動  爆発的噴火
   2月 9日        4回     0回     0回
     10日        2回     3回     0回
     11日        7回     0回     0回
     12日        7回     0回     0回
     13日15時まで   2回     0回     0回
 
 姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)の地下深部へのマグマ供給が継続しており、今後も噴火活動が継続すると考えられます。

防災上の警戒事項等

昭和火口及び南岳山頂火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石(火山れき)が遠方まで風に流されて降るため注意してください。
 爆発的噴火に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。また、降雨時には土石流に注意してください。
次の火山の状況に関する解説情報は、16日(金)16時頃に発表の予定です。 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

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