桜島の火山の状況に関する解説資料
レベル3(入山規制)
火山名 | 桜島 | |
---|---|---|
警戒レベル等 | レベル3(入山規制) | |
位置・標高 | 北緯31度35.55分 東経130度39.40分 標高1117m |
<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
10月1日から10月5日15時までの桜島の活動状況をお知らせします。南岳山頂火口及び昭和火口から1kmを超えて飛散する大きな噴石や小規模な火砕流を伴う噴火が引き続き発生するおそれがあります。
10月1日から10月5日15時までの桜島の活動状況をお知らせします。南岳山頂火口及び昭和火口から1kmを超えて飛散する大きな噴石や小規模な火砕流を伴う噴火が引き続き発生するおそれがあります。
火山活動の状況及び予報警報事項
桜島では、噴火活動が続いています。
南岳山頂火口では、ごく小規模な噴火が時々発生しました。
1日に実施した現地調査では、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量は1日あたり400トン(前回9月19日、2200トン)と減少しましたが、4日には、3400トンと増加し非常に多い状態となりました。
火山性地震は少ない状況で経過しています。火山性微動は時々発生しています。
10月1日からの火山性地震、火山性微動、爆発的噴火の回数は以下のとおりです。なお、回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
火山性地震 火山性微動 爆発的噴火
10月 1日 2回 0回 0回
2日 0回 3回 0回
3日 2回 17回 0回
4日 1回 16回 0回
5日15時まで 11回 22回 0回
GNSS連続観測では、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)の地下深部の膨張を示す基線の伸びは2018年3月頃から停滞しているものの、長期的に地下深部へのマグマの供給は継続していると考えられます。
桜島では、今後も南岳山頂火口を中心に、噴火活動が継続すると考えられます。
南岳山頂火口では、ごく小規模な噴火が時々発生しました。
1日に実施した現地調査では、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量は1日あたり400トン(前回9月19日、2200トン)と減少しましたが、4日には、3400トンと増加し非常に多い状態となりました。
火山性地震は少ない状況で経過しています。火山性微動は時々発生しています。
10月1日からの火山性地震、火山性微動、爆発的噴火の回数は以下のとおりです。なお、回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
火山性地震 火山性微動 爆発的噴火
10月 1日 2回 0回 0回
2日 0回 3回 0回
3日 2回 17回 0回
4日 1回 16回 0回
5日15時まで 11回 22回 0回
GNSS連続観測では、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)の地下深部の膨張を示す基線の伸びは2018年3月頃から停滞しているものの、長期的に地下深部へのマグマの供給は継続していると考えられます。
桜島では、今後も南岳山頂火口を中心に、噴火活動が継続すると考えられます。
防災上の警戒事項等
南岳山頂火口及び昭和火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石(火山れき)が遠方まで風に流されて降るため注意してください。
爆発的噴火に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。なお、今後の降灰状況次第では、降雨時に土石流が発生する可能性がありますので留意してください。
風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石(火山れき)が遠方まで風に流されて降るため注意してください。
爆発的噴火に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。なお、今後の降灰状況次第では、降雨時に土石流が発生する可能性がありますので留意してください。
次の火山の状況に関する解説情報は、9日(火)16時頃に発表の予定です。 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。