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桜島の火山の状況に関する解説資料

 レベル3(入山規制)

火山名桜島
警戒レベル等  レベル3(入山規制)
位置・標高 北緯31度35.55分
東経130度39.40分
標高1117m
<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 9月24日から9月27日15時までの桜島の活動状況をお知らせします。南岳山頂火口及び昭和火口から1kmを超えて飛散する大きな噴石や小規模な火砕流を伴う噴火が発生するおそれがあります。

火山活動の状況及び予報警報事項

南岳山頂火口では、ごく小規模な噴火が時々発生しています。また、夜間に高感度の監視カメラで火映を時々観測しました。
 9月25日に実施した現地調査では、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量は1日あたり2300トンと前回(9月4日、1100トン)より増加し、多い状態でした。
 島内に設置している傾斜計及び伸縮計では、9月17日頃から緩やかな山体隆起・膨張の傾向がみられています。
 火山性地震は少ない状態で経過しています。噴火に伴う火山性微動が時々発生しました。
 9月24日からの火山性地震、火山性微動、爆発の回数は以下のとおりです。なお、回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
 
            火山性地震 火山性微動   爆発
  9月24日       21回    4回   0回
    25日        3回    0回   0回
    26日       21回   27回   0回
    27日15時まで   8回    6回   0回
 
 桜島では、火山ガス(二酸化硫黄)の1日あたりの放出量が多い状態であることや山体膨張と考えられる地殻変動がみられていることから、今後も活発な噴火活動が継続する可能性があります。

防災上の警戒事項等

南岳山頂火口及び昭和火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るため注意してください。
 爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。なお、今後の降灰状況次第では、降雨時に土石流が発生する可能性がありますので留意してください。
次の火山の状況に関する解説情報は、30日(月)16時頃に発表の予定です。 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

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