口永良部島の火山の状況に関する解説資料
レベル2(火口周辺規制)
火山名 | 口永良部島 | |
---|---|---|
警戒レベル等 | レベル2(火口周辺規制) | |
位置・標高 | 北緯30度26.60分 東経130度13.03分 標高657m |
<火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続>
8月2日から6日15時までの口永良部島の活動状況をお知らせします。火山ガス(二酸化硫黄)の放出量がやや増加しています。
8月2日から6日15時までの口永良部島の活動状況をお知らせします。火山ガス(二酸化硫黄)の放出量がやや増加しています。
火山活動の状況及び予報警報事項
気象庁、東京大学大学院理学系研究科、京都大学防災研究所及び屋久島町が、8月2日から3日に実施した観測では、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量は1日あたり100から200トンでしたが、4日から6日に実施した観測では、1日あたり300から600トンとやや増加しました。
新岳火口では、白色の噴煙が火口縁上600mまで上がりました。
火山性地震は、3日以降多い状態で経過しています。火山性微動は観測されていません。
8月2日からの火山性地震の回数及び火山ガス(二酸化硫黄)の1日あたりの放出量は以下のとおりです。なお、火山性地震の回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
地震回数 火山ガス(二酸化硫黄)
8月 2日 7回 100トン
3日 26回 200トン
4日 17回 300トン
5日 14回 600トン
6日15時まで 8回 500トン
このように口永良部島では火山活動がやや高まった状態となっています。引き続き小規模な噴火の可能性があります。
新岳火口では、白色の噴煙が火口縁上600mまで上がりました。
火山性地震は、3日以降多い状態で経過しています。火山性微動は観測されていません。
8月2日からの火山性地震の回数及び火山ガス(二酸化硫黄)の1日あたりの放出量は以下のとおりです。なお、火山性地震の回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
地震回数 火山ガス(二酸化硫黄)
8月 2日 7回 100トン
3日 26回 200トン
4日 17回 300トン
5日 14回 600トン
6日15時まで 8回 500トン
このように口永良部島では火山活動がやや高まった状態となっています。引き続き小規模な噴火の可能性があります。
防災上の警戒事項等
新岳火口から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。また、新岳火口から西側の概ね2kmの範囲では、火砕流に警戒してください。
風下側では、火山灰だけではなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
地元自治体等が行う立入規制等にも留意してください。
風下側では、火山灰だけではなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
地元自治体等が行う立入規制等にも留意してください。
次の火山の状況に関する解説情報は、10日(金)16時頃に発表の予定です。 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。