口永良部島の火山の状況に関する解説資料
レベル4(避難準備)
火山名 | 口永良部島 | |
---|---|---|
警戒レベル等 | レベル4(避難準備) | |
位置・標高 | 北緯30度26.60分 東経130度13.03分 標高657m |
<噴火警報(噴火警戒レベル4、避難準備)が継続>
新岳火口から概ね3kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に厳重な警戒(避難準備等の対応)をしてください。
新岳火口から概ね3kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に厳重な警戒(避難準備等の対応)をしてください。
火山活動の状況及び予報警報事項
口永良部島では、これまで主に新岳火口付近のごく浅い場所を震源とする火山性地震が増減を繰り返しており、8月に入ってからは、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量が増加しています。15日には新岳の西側山麓のやや深い場所を震源とする地震が増加しました。
本日(17日)、九州地方整備局の協力により実施した上空からの観測では、2017年12月14日に実施した観測と比べて、新岳火口周辺の状況に特段の変化は認められませんでした。また、火山ガスによる臭気が認められました。
16日から17日に山麓から実施した現地調査では、前回(9日から10日)と比べて、噴煙及び熱異常域の状況に特段の変化は認められませんでした。
東京大学大学院理学系研究科、京都大学防災研究所、屋久島町及び気象庁が実施した観測では、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量は、11日及び13日は1日あたりそれぞれ1600トンと1000トンで、多い状態でした。なお、12日及び14日から16日にかけての火山ガスの放出量は、観測条件が整わず不明です。本日の火山ガスの放出量は調査中です。
8月10日からの火山性地震の回数は以下のとおりです。なお、地震回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
火山性地震
8月10日 37回 ( 0回)
11日 2回 ( 0回)
12日 4回 ( 0回)
13日 6回 ( 0回)
14日 3回 ( 1回)
15日 37回 (36回)
16日 1回 ( 0回)
17日17時まで 1回 ( 0回)
()内は新岳の西側山麓のやや深い場所で発生した地震回数
15日の火山性地震の震源は、2015年5月の噴火前(2015年1月)に発生した地震と概ね同じ場所であると推定され、今後、火山活動が更に高まる可能性があります。
本日(17日)、九州地方整備局の協力により実施した上空からの観測では、2017年12月14日に実施した観測と比べて、新岳火口周辺の状況に特段の変化は認められませんでした。また、火山ガスによる臭気が認められました。
16日から17日に山麓から実施した現地調査では、前回(9日から10日)と比べて、噴煙及び熱異常域の状況に特段の変化は認められませんでした。
東京大学大学院理学系研究科、京都大学防災研究所、屋久島町及び気象庁が実施した観測では、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量は、11日及び13日は1日あたりそれぞれ1600トンと1000トンで、多い状態でした。なお、12日及び14日から16日にかけての火山ガスの放出量は、観測条件が整わず不明です。本日の火山ガスの放出量は調査中です。
8月10日からの火山性地震の回数は以下のとおりです。なお、地震回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
火山性地震
8月10日 37回 ( 0回)
11日 2回 ( 0回)
12日 4回 ( 0回)
13日 6回 ( 0回)
14日 3回 ( 1回)
15日 37回 (36回)
16日 1回 ( 0回)
17日17時まで 1回 ( 0回)
()内は新岳の西側山麓のやや深い場所で発生した地震回数
15日の火山性地震の震源は、2015年5月の噴火前(2015年1月)に発生した地震と概ね同じ場所であると推定され、今後、火山活動が更に高まる可能性があります。
防災上の警戒事項等
新岳火口から概ね3kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に厳重な警戒(避難準備等の対応)をしてください。
風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
地元自治体等が行う立入規制等にも留意してください。
風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
地元自治体等が行う立入規制等にも留意してください。
次の火山の状況に関する解説情報は、18日(土)16時頃に発表の予定です。 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。