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口永良部島の火山の状況に関する解説資料

 レベル4(避難準備)

火山名口永良部島
警戒レベル等  レベル4(避難準備)
位置・標高 北緯30度26.60分
東経130度13.03分
標高657m
<噴火警報(噴火警戒レベル4、避難準備)が継続>
 新岳火口から概ね3kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に厳重な警戒(避難準備等の対応)をしてください。

火山活動の状況及び予報警報事項

口永良部島では、これまで主に新岳火口付近のごく浅い場所を震源とする火山性地震が増減を繰り返しており、8月に入ってからは、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量が増加しています。15日には新岳の西側山麓のやや深い場所を震源とする地震が増加しました。
 本日(18日)、山麓から実施した現地調査では、前回(16日から17日)と比べ、噴煙及び熱異常域の状況に特段の変化は認められませんでした。
 本日、東京大学大学院理学系研究科、京都大学防災研究所、屋久島町及び気象庁が実施した観測では、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量は、1日あたり500トン(前回17日、1200トン)で、やや多い状態でした。
 本日、新岳火口で白色の噴煙が火口縁上100mまで上がりました。
 8月15日からの火山性地震の回数は以下のとおりです。なお、地震回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
            火山性地震
 8月15日        37回 (36回)
   16日         1回 ( 0回)
   17日         1回 ( 0回)
   18日15時まで    0回 ( 0回)
      ()内は新岳の西側山麓のやや深い場所で発生した地震回数
 15日の火山性地震の震源は、2015年5月の噴火前(2015年1月)に発生した地震と概ね同じ場所であると推定され、今後、火砕流を伴う噴火が発生する可能性があります。

防災上の警戒事項等

新岳火口から概ね3kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に厳重な警戒(避難準備等の対応)をしてください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
 地元自治体等が行う立入規制等にも留意してください。
次の火山の状況に関する解説情報は、19日(日)16時頃に発表の予定です。 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

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