口永良部島の火山の状況に関する解説資料
レベル3(入山規制)
火山名 | 口永良部島 | |
---|---|---|
警戒レベル等 | レベル3(入山規制) | |
位置・標高 | 北緯30度26.60分 東経130度13.03分 標高657m |
<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
口永良部島では、ごく小規模な噴火が続いています。新岳火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
口永良部島では、ごく小規模な噴火が続いています。新岳火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
火山活動の状況及び予報警報事項
口永良部島では、10月21日からごく小規模な噴火が断続的に発生しています。本日(28日)の噴煙の高さは、最高で火口縁上800mでした。火映は20日以降観測されていません。
本日実施した現地調査では、新岳火口周辺の熱異常域の状況に特段の変化は認められませんでした。
火山性地震や火山性微動は、一連の噴火に伴って発生しています。これらの震源は、新岳火口付近のごく浅い場所と推定されます。
GNSS連続観測では、島内の基線で2016年1月頃から緩やかな縮み傾向がみられていましたが、2018年7月頃から停滞しています。
10月22日からの火山性地震、火山性微動の発生回数と東京大学大学院理学系研究科、京都大学防災研究所、屋久島町及び気象庁の観測による火山ガス(二酸化硫黄)の1日あたりの放出量は以下のとおりです。いずれも速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
火山性地震 火山性微動 火山ガス
(二酸化硫黄)
10月22日 22回 1回 500トン
23日 22回 0回 ー
24日 43回 3回 700トン
25日 36回 2回 ー
26日 42回 5回 ー
27日 34回 6回 ー
28日15時まで 15回 2回 調査中
火山ガス(二酸化硫黄)の放出量は、天候不良や観測条件が悪いなど観測値が得られなかった日は「ー」としています。
口永良部島では、8月以降、新岳火口付近のごく浅い場所を震源とする火山性地震が増減を繰り返し、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量が増加するなど、引き続き火山活動が高まった状態となっていますので、新岳火口から概ね2kmの範囲に影響を及ぼす噴火の可能性があります。
本日実施した現地調査では、新岳火口周辺の熱異常域の状況に特段の変化は認められませんでした。
火山性地震や火山性微動は、一連の噴火に伴って発生しています。これらの震源は、新岳火口付近のごく浅い場所と推定されます。
GNSS連続観測では、島内の基線で2016年1月頃から緩やかな縮み傾向がみられていましたが、2018年7月頃から停滞しています。
10月22日からの火山性地震、火山性微動の発生回数と東京大学大学院理学系研究科、京都大学防災研究所、屋久島町及び気象庁の観測による火山ガス(二酸化硫黄)の1日あたりの放出量は以下のとおりです。いずれも速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
火山性地震 火山性微動 火山ガス
(二酸化硫黄)
10月22日 22回 1回 500トン
23日 22回 0回 ー
24日 43回 3回 700トン
25日 36回 2回 ー
26日 42回 5回 ー
27日 34回 6回 ー
28日15時まで 15回 2回 調査中
火山ガス(二酸化硫黄)の放出量は、天候不良や観測条件が悪いなど観測値が得られなかった日は「ー」としています。
口永良部島では、8月以降、新岳火口付近のごく浅い場所を震源とする火山性地震が増減を繰り返し、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量が増加するなど、引き続き火山活動が高まった状態となっていますので、新岳火口から概ね2kmの範囲に影響を及ぼす噴火の可能性があります。
防災上の警戒事項等
新岳火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。また、向江浜地区から新岳の南西にかけての火口から海岸までの範囲では、火砕流に警戒してください。
風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。
風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。
次の火山の状況に関する解説情報は、29日(月)16時頃に発表の予定です。 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。