口永良部島の火山の状況に関する解説資料
レベル3(入山規制)
火山名 | 口永良部島 | |
---|---|---|
警戒レベル等 | レベル3(入山規制) | |
位置・標高 | 北緯30度26.60分 東経130度13.03分 標高657m |
<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
口永良部島では、今後も噴火の可能性がありますので、新岳火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
口永良部島では、今後も噴火の可能性がありますので、新岳火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
火山活動の状況及び予報警報事項
新岳火口では、28日22時09分に噴火が発生し、本村東観測点で16Pa(18日の噴火では29Pa)の空振を観測しました。噴煙は火口縁上1000mまで上がり、弾道を描いて飛散する大きな噴石が火口から500mまで達しましたが、火砕流は観測されませんでした。ごく小規模な噴火が29日02時20分頃まで継続しましたが、その後は白色の噴煙が300m以下で推移しています。
噴火に伴って火山性微動が発生し、火山性地震が増加しました。噴火停止後、火山性地震は減少しましたが、概ね多い状態で経過しています。また、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量は概ねやや多い状態で経過しており、今後も噴火が発生する可能性があります。
28日から29日にかけて現地調査を実施しました。29日に屋久島の一部で降灰を確認しました。新岳火口周辺の熱異常域に特段の変化は認められませんでした。
GNSS連続観測では、島内の長い基線では緩やかな伸びがみられていましたが、11月以降、鈍化もしくは停滞したと考えられます。
12月25日からの火山性地震、火山性微動の発生回数と東京大学大学院理学系研究科、京都大学防災研究所、屋久島町及び気象庁の観測による火山ガス(二酸化硫黄)の1日あたりの放出量は以下のとおりです。いずれも速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
火山性地震 火山性微動 火山ガス
(二酸化硫黄)
12月25日 10回 0回 100トン
26日 11回 0回 300トン
27日 13回 0回 -
28日 91回 4回 -
29日 66回 0回 500トン
30日 12回 0回 400トン
31日15時まで 3回 0回 調査中
火山ガス(二酸化硫黄)の放出量は、天候不良や観測条件が悪いなど観測値が得られなかった日は「-」としています。
噴火に伴って火山性微動が発生し、火山性地震が増加しました。噴火停止後、火山性地震は減少しましたが、概ね多い状態で経過しています。また、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量は概ねやや多い状態で経過しており、今後も噴火が発生する可能性があります。
28日から29日にかけて現地調査を実施しました。29日に屋久島の一部で降灰を確認しました。新岳火口周辺の熱異常域に特段の変化は認められませんでした。
GNSS連続観測では、島内の長い基線では緩やかな伸びがみられていましたが、11月以降、鈍化もしくは停滞したと考えられます。
12月25日からの火山性地震、火山性微動の発生回数と東京大学大学院理学系研究科、京都大学防災研究所、屋久島町及び気象庁の観測による火山ガス(二酸化硫黄)の1日あたりの放出量は以下のとおりです。いずれも速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
火山性地震 火山性微動 火山ガス
(二酸化硫黄)
12月25日 10回 0回 100トン
26日 11回 0回 300トン
27日 13回 0回 -
28日 91回 4回 -
29日 66回 0回 500トン
30日 12回 0回 400トン
31日15時まで 3回 0回 調査中
火山ガス(二酸化硫黄)の放出量は、天候不良や観測条件が悪いなど観測値が得られなかった日は「-」としています。
防災上の警戒事項等
新岳火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。また、向江浜地区から新岳の南西にかけての火口から海岸までの範囲では、火砕流に警戒してください。
風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。
風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。
次の火山の状況に関する解説情報は、平成31年1月2日(水)16時頃に発表の予定です。 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。