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口永良部島の火山の状況に関する解説資料

 レベル3(入山規制)

火山名口永良部島
警戒レベル等  レベル3(入山規制)
位置・標高 北緯30度26.60分
東経130度13.03分
標高657m
<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 口永良部島では、今後も噴火の可能性がありますので、新岳火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。

火山活動の状況及び予報警報事項

口永良部島では、2月3日以降、噴火は観測されていません。
 火山ガス(二酸化硫黄)の放出量が、やや多い状態で経過しています。火山性地震は少ない状態で経過しています。
 
 新岳火口では、6月3日から本日(6月7日)15時までの期間、白色の噴煙が最高で火口縁上600mまで上がりました。
 
 6月3日からの火山性地震、火山性微動の発生回数と火山ガス(二酸化硫黄)の1日あたりの放出量は以下のとおりです。いずれも速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
 
            火山性地震 火山性微動  火山ガス
                        (二酸化硫黄)
  6月 3日        2回    0回    -  
     4日        1回    0回    -  
     5日        3回    0回    -  
     6日        1回    0回    -  
     7日15時まで   0回    0回    -  
  
 火山ガス(二酸化硫黄)の放出量は、東京大学大学院理学系研究科、京都大学防災研究所、屋久島町及び気象庁の観測によるものです。天候不良や観測条件が悪いなど観測値が得られなかった日は「-」としています。
 
 GNSS連続観測では、島内の長い基線の伸びは停滞しているとみられます。
 
 新岳火口では、2018年12月以降やや規模の大きな噴火を繰り返しており、今後も噴火が発生する可能性があります。

防災上の警戒事項等

新岳火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。また、向江浜地区から新岳の南西にかけての火口から海岸までの範囲では、火砕流に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
 地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。
次の火山の状況に関する解説情報は、10日(月)16時頃に発表の予定です。 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

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