tenki.jpトップサイトマップヘルプ

tenki.jp

口永良部島の火山の状況に関する解説資料

 レベル3(入山規制)

火山名口永良部島
警戒レベル等  レベル3(入山規制)
位置・標高 北緯30度26.60分
東経130度13.03分
標高657m
<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 口永良部島では、2月29日16時頃から火山性地震が増加し、多い状態が続いています。新岳火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。

火山活動の状況及び予報警報事項

口永良部島では、2月29日16時頃から新岳火口付近を震源とする火山性地震が増加し、多い状態が続いています。 
 
 火山性地震が増加した29日以降、新岳火口では白色の噴煙が最高で火口縁上700mまで上がりました。
 
 火山ガス(二酸化硫黄)の1日あたりの放出量は、やや多い状態で経過しています。
 
 2月28日からの火山性地震、火山性微動の発生回数と火山ガス(二酸化硫黄)の1日あたりの放出量は以下のとおりです。なお、地震回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
 
                火山性地震 火山性微動  火山ガス
                           (二酸化硫黄)
 2月28日            17回    0回   -
   29日            46回    0回   -
 3月 1日            86回    0回   -
    2日            46回    0回   -
    3日15時まで       25回    0回  調査中
 
 火山ガス(二酸化硫黄)の放出量は、東京大学大学院理学系研究科、京都大学防災研究所、屋久島町及び気象庁の観測によるものです。天候不良や観測条件が悪いなど観測値が得られなかった日は「-」としています。
 
 GNSS連続観測では、島内の基線で2019年10月頃からわずかな伸びの変化がみられています。
 
 火山性地震が多い状態となり、火山活動が高まっています。大きな噴石や火砕流を伴う噴火の可能性がありますので、今後の火山情報に留意してください。

防災上の警戒事項等

新岳火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。また、向江浜地区から新岳の南西にかけての火口から海岸までの範囲では、火砕流に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
 地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。
次の火山の状況に関する解説情報は、4日(水)16時頃に発表の予定です。 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。

天気ガイド

雨雲

発表履歴(最新5件)

最新の記事(気象予報士)

tenki.jp(iPhone) tenki.jp(Android) tenki.jp 登山天気(iPhone) tenki.jp 登山天気(Android)